2000年以降、発売されてきたEV車。
電気自動車ともいいますね。
ガソリンを使わないエコな車で、発売当時は次世代の車として注目されましたが、充電が面倒だったり、長距離を走れなかったりとデメリットも多いようです。
そんなEV車ですが、売却するとなるといくらぐらいで売れるのでしょうか?
ということで、今回はEV車について書いていきます。
目次
需要がないから?EV車(電気自動車)の査定額は低くなるの?
EV車というと、燃費の良さがウリの一つですが、査定額自体は安くなる傾向があります。
それは、EV車のデメリットの部分が、売却時に出てしまうからです。
いくつかデメリットを分けて書いていきますね。
自宅に充電設備が必要
何と言ってもこれでしょう。
EV車を所持するにあたって、自宅に充電設備は必須です。
今までガソリンなどの化石燃料を使った車に乗ってきた人からすると、車1台購入するのに自宅に充電設備の設置が必須となると腰が重くなるのも無理はありません。
充電設備の購入・取り付け自体にも料金はかかります。
補助金などを利用したとしても全額免除になるわけではないので、車を購入する以上の金額がかかってしまうというのも難点です。
車だけでなく、充電設備も必要となると、どうしてもガソリン車の方に目がいきますよね。
長時間の充電が必要
これも難点の一つですね。
電気自動車をフルで充電する場合は約8時間の充電が必要です。
今すぐに車が必要となった際も、充電不足であれば運転中に充電がなくなってしまうかも・・・という不安が拭えません。
また、ガソリンスタンドで充電する場合であっても、充電器自体が少なく、充電するまでに時間を取られてしまうことがあります。
日本ではEV車は比較的普及していますが、EV車を取り巻くインフラがまだ完全に整備されていません。
ガソリン車の割合が遥かに多いので、各ガソリンスタンドもEV車ではなくガソリン車を受けようとリソースを割きます。
そのため、まだまだ充電設備が行き届いていないということです。
自宅で充電するにしても、出先で充電するにしても、どちらにしろ時間がかかるので、EV車の実情を知っている方はまず敬遠するでしょう。
航続距離が少ない
ガソリン車に比べて航続距離が少ないというのも難点の一つでしょう。
もっとも航続距離の長い日産リーフでもMAXで約230km、それに対してガソリン車は、満タンで300kmはゆうに超える航続距離を持ちます。
長時間の充電が必須な上に、航続距離が短いとなると、どうしても面倒くささを感じます。
燃費自体は良いかもしれませんが、余計な手間がかかってしまうということです。
ここまでの3つのポイントが大きな弊害となって、EV車を敬遠する人は多いです。
EV車の需要がそれだけないということであれば、当然相場価格も落ちます。
現にEV車の代表格であるリーフのリセールバリューは、3年落ちでも20%ほどと、他車種に比べて低い傾向にあります。
そのため、EV車は売却しようとしても、ガソリン車に比べて査定額は低めになることが多いのです。
エコカー減税の更新、EV車(電気自動車)の買取相場は今後どうなる?
2017年にエコカー減税の適応期間が更新されました。
電気自動車が、2019年3月31日まで取得税が非課税(なし)になる法案が決まり、電気自動車に追い風が来ています。
燃費基準も平成32年度の基準になり内容が一新された上での更新です。
しかし、更新されたからといって、果たして電気自動車の需要は増えるのでしょうか?
恐らくほぼ増えないと見て良いでしょう。
というのも先のデメリットは解決しておらず、電気自動車を所持する上で面倒なことは解決に至ってないからです。
また、非課税になるといっても、電気設備を設置するなどの料金もかかります。
そのため、今後は電気自動車→電気自動車に乗り換える人がいても、ガソリン車→電気自動車に乗り換える人は増えない可能性が高いのです。
デメリットの大きいEV車、高く売るなら『売り方の工夫』が必要
ユーザーの新規所持のハードルが高く、買取相場も低くなりがちなEV車。
しかしそもそも「車」自体が、なにも考えなければ安く買い叩かれます。
そのため、ニーズが低いEV車であれば、なおのこと売り方の工夫が必要なのです。
そもそも車を売る方法としては、上記の3つがあります。
車を下取りするディーラー、買取りを主とする町の買取店・それとネットの一括査定ですね。
方法は様々ありますが、このディーラー&買取店と一括査定では車の売却の方法が大きく違い、その違いが価格に大きく影響します。
EV車を売る際の下取り・買取と一括査定の大きな違い
例えば買取店やディーラーの場合、相手と1対1のやりとりとなるため、相手の言い値で車の売却額が決まります。
そのため、言い値で納得してしまった場合、安く買い叩かれる可能性があるのです。
特にEV車(電気自動車)となると、相場が低いことは相手側も理解しています。
そのため「EV車は人気がないから安く買取りになる・・・これ以上買取額はあげられない」といった理由を盾に買い叩く業者もいるでしょう。
では一括査定の場合はというと・・・
一括査定の場合はサイトを通して複数業者に査定を依頼します。
各業者は車を買い取った後、再販することで利益を得ているので、必然的にあなたの車を自社で買い取ろうと競争になります。
そのため各業者が競争した結果、売却額がどんどん上がり、結果としてあなたの車が高く売れるということですね。
このように、一度査定に出して各社で競争させれば買い叩きを防ぎ、相場の最高額であなたの車を売却できます。
この一括査定ですが、いくつか存在するので当サイトおすすめのサービスをいくつか紹介しますね。
EV車を高額で売却できる
一括査定サービスランキング
1位 ナビクル車査定
かんたん車査定のポイント
- 申込み完了画面で、大体の相場を教えてもらえる。
- 申込みは45秒で終わるので空いた時間で申込みできる。
- 運営元がJPUCという業界の健全化を目指す団体に所属
- 査定額に納得がいかない場合はキャンセル可
ナビクル車査定は買い叩きが無く安心して車を売却できるサービスです。
一番のポイントは運営元がJPUCという、業界健全化を目的とした団体に加盟している点。
そのため、EV車だから・・・といった不用意な買い叩きはありえません。
車の売却に安心感を求める方はナビクル車査定で決まりです!
2位 ユーカーパック
ユーカーパックのポイント
- 買取業者からの営業電話が全くない。
- 最大2,000社がオークションに参加するので、買取額が上がりやすい。
- 車両情報のみで買取額が決まるので、個人情報が業者に流れない。
ユーカーパックは一括査定と違い、オークション形式の車の買取サービスです。
一番のポイントは、一括査定でよくある買取業者からの営業電話は一切なく、連絡はユーカーパックからのみ!
最大で2,000業者がオークションで競うので、買手が見つかりやすいのがポイントですね。
個人情報の取り扱いに敏感なかたでも安心して利用できるのがユーカーパックの魅力です!
3位 カーセンサー
カーセンサーのポイント
- 事故車の買取も他サービスに比べて積極的。
- 希望時間を伝える項目があるので、仕事の時間などを避けてやりとりが可能。
- 住まいの近くの買取業者から、複数者を競争させることができる。
- 運営会社が大手リクルートグループのため、安心して売却ができる。
カーセンサーはあの上場企業であるリクルートが運営する一括査定サービスで、事故車や商用車も査定してくれます。
また、ワケアリ車の買取に積極的な業者も登録しているので、傷や凹みがあって売れるか心配・・・という方はカーセンサーがおすすめです。
登録は90秒で完了、仕事の合間や終業後など、時間指定ができるのも魅力ですね!
ワケアリ車を安心して売りたい時はカーセンサーがおすすめですよ!
初めて車を売る方は
「ナビクル車査定」がオススメ!
▶▶ナビクル車査定
業者間の相見積もりで、過去最大で65万円お得になったという実績のあるサービスです。
また、ナビクル車査定は運営元がJPUCという車買取業界の健全化を目的とした業界団体に加盟しています。
そのため不用意な買い叩きをする悪質業者はおらず、初めて車を売る方には特におすすめですよ!
EV車(電気自動車)を高く売る方法まとめ
車を運用するにあたって手間や時間がかかるEV車は中古車市場での人気は下火です。
今後法改正によって追い風が拭く可能性はありますが、それでもガソリン車には及ばないでしょう。
そのため高く売るとなると『売り方の工夫』は必須といえますね。
世の中には一般的な知識を盾に「EV車は人気がないから高く買い取れない」と言って買い叩こうとする業者もいます。
買い叩きに合わないためにも、売却先の選択には慎重を期したいですね。