「ヤフオクなら高く売却できる!」
そんな話を聞いたことがある人は多いでしょう。
しかし個人間の売買となると様々なリスクがあることはご存知でしょうか?
今回はヤフオクでの車の売却でよくあるトラブルやメリットから売り方、ほかに安心して高額で車を売却する方法を書いていきます。
具体的には・・・
- ヤフオクで車を売ろうと思ってるけど、問題なく売れるの?
- ネットに個人売買は危険って書いてるけど本当のところはどうなの?
- 愛車を高く売りたいけど、ヤフオクがベスト?他に選択肢はあるの?
上記のような疑問や不安を持つ方に向けて書いています。
目次
素人が手を出すべきではないヤフオクの世界
ヤフーオークションといえば、一般的によく知られたネットオークションですが、実はもう今は激戦区になっています。
それは売り手から見ても、買い手から見てもです。
売り手側は個人だけでなく企業もいますし、ヤフオクで副業をする方法など、様々なノウハウが日々生まれているため、素人の参入障壁はかなり高くなっています。
今やヤフオク!はノウハウありきの場となっており、どちらかというとライトな個人取引は、今はフリマ系アプリが主流になっている印象ですね。
参考記事:メルカリに車を出品するには?高く売る方法はあるの?
ヤフオク出品は参入障壁が高い
たとえば、出品順位を上げる方法や、商品ページ(ここでは出品している車の詳細ページ)への流入を上げる方法はご存知でしょうか?
これらの手法を考えてみて、もしピンとこなければやめておいた方が良いでしょう。
それでもヤフオクには車を高く売れるメリットがある
さて、のっけから素人はやめておいた方がいい!みたいな事を書きましたが、ヤフオクで車を売るにもメリットはあります。
それは、一般的な買取店よりも車を高く売れるということです。
これには2つの背景があり・・・
- 相場を考慮するかしないか
- 相手が利益前提かどうか
上記2つの背景からヤフオクの方が車は高く売れます。
ではそれぞれ詳しく説明しますね。
買取相場を考慮するかしないかの違い
買取店に売却した場合、提示される買取額はその時々の買取相場を考慮した額です。
そのため相場アリキとなるので買取額は上がりにくく、また相手の言い値となるので、本当に適正価格かもわかりにくいです。
しかしヤフオクはあくまで相場を考慮しない、個人がいくらで買えるか(買いたいか)がベースとなるため、そもそも買取額が青天井となりやすいのです。
買取店とヤフオクで車を売った場合の比較
買取店で車を売った場合、あくまで買取店の利益がある前提で買取額が決まります。
そのため提示される買取額は、手数料や人件費などの費用が引かれた額です。
対してヤフオクの場合は個人売買となるため、車の買取額(売却額)の『ほぼ全て』が手元に入ってきます。
ヤフオクの出品手数料について
ヤフオクにも手数料があり、売却が決まった際に売却額の8.64%が手数料として取られます。
また出品手数料として、一律3,024円かかります。
『ほぼ全て』と買いたのは上記にあるように手数料がかかるからです。
とはいえ買取店で差し引きされてる額よりもずっと安いので、手数料を考えてもヤフオクの方が断然オトクでしょう。
上記2つの背景から、一般的な買取店よりヤフオクの方が高く売れる可能性があります。
ではヤフオクで車を売るにはどうすればいいのでしょうか?
次は手続きや出品方法をご紹介します。
ヤフオクで車売るには?出品の手続きや手順をご紹介
- 自分の車と同車種・同グレードの車がいくらで売れているか調査
- 自分の車の詳細を洗い出す
- 購入希望者へ伝える情報をまとめておく
- 実際に出品する
ヤフオクで車を売る場合、車の情報を入力してOK・・・ということはなく、上記のように事前に調査をしたり、出品情報を考えたり車の撮影をする必要があります。
ここではヤフオクで車を売るための手続き方法や手順を詳しく紹介しますね。
自分の車と同車種・同グレードの車がいくらで売れているか調査
車を売るにしてもいくらで売ればいいかわからないでしょうし、まずは市場調査です。
自分の車と同車種・同グレード、可能であれば走行距離や年式なども同じ車体がいくらで売られているか確認しましょう。
調査方法としては以下の3つがわかりやすいと思います。
- ヤフオクで検索しまくる
- カーセンサーなどのサイトで中古車相場を見る
- 一括査定を使って複数業者から見積もりをもらう
出品するのもヤフオクですし、ヤフオクで調べるのもアリでしょう。
また、カーセンサーなどの中古車販売サイトで同型・同車種を検索して見つけるというのもいいですね。
ただ、検索してもなかなか見つからない、同条件にこだわって探しても見つからないといったことは往々にしてあります。
なので初めから一括査定を使って、相見積もりを取って市場価格を調査するのもアリですね。
相見積もりをとるなら一括査定
自分の車の詳細を洗い出す
ヤフオクに出品している車を見ると、上記のような車両の詳細情報があります。
出品する際にはこの情報を入力する必要があるため、あらかじめ自分の車の詳細情報を洗い出しておきましょう。
具体的には以下のような内容です。
- 車種
- 年式
- 型番
- 走行距離
- 駆動方式
- 乗車定員数
- 燃費
- ドアの数
- 車検の有無
- 修理部分
- 交換したパーツ
- 所有者歴
これらの情報をいざ入力するとなると「あれどうだったっけ・・・?」となるので、あらかじめ調べておくのがいいですね。
購入希望者へ伝える情報をまとめておく
- ノークレーム・ノーリターン
- 即決価格
- 車を手放す理由
- 名義変更は誰がやるか
- リサイクル料金
- 禁煙車かどうか
- 陸運が必要な場合、費用はどちらもちか
- 今までどんな乗り方をしていたか?
(通勤のみ使用・キャンプなどで頻繁に使用etc…)
前項は車のスペックを掲載するためにあらかじめ情報を集めておくといった内容でした。
しかしスペック以外にも購入希望者に伝えられることはあるので、上記のような内容をフリースペースに記載しましょう。
実際に出品する時は上記のようなフリースペースがあるので、そこに前述の情報を記入していきます。
この部分の情報は重要で、全ての人が車のスペックだけで買うor買わないを判断していません。
その他の条件も踏まえて本当に「買い」かどうかを検討するので、なるべく多くの情報を記載します。
掲載写真は晴れの日に撮影
ヤフオクに掲載する車両の写真も情報をまとめる時点で撮影しておきましょう。
写真一つで車の売れ行き、少なくとも詳細ページにユーザーが来てくれるかどうかが変わるので、必ず見栄えの良い写真が取れる晴れの日に撮影をしましょう。
実際に出品手続きを行う
出品手続きをするには通常のヤフーアカウントではなく、ヤフープレミアムアカウントが必要です。
※:ヤフープレミアムアカウント:月額498円(税込)
そのため出品前にでも登録をしておきましょう。
出品する際は自動車取引ガイドの出品ガイドページから進んで行けば出品ができます。
上記がヤフオクで車を出品するための全手順です。
ここまでやったとしても希望の額で売れるかどうかは、やはりその時々の市場や運にも左右されます。
また、雑貨や服はただの個人間の売り買いと考えても良いでしょうが、車の場合は資産を売却するため車特有の手続きが必要になり、また取引金額も高額なため、様々なトラブルを生みます。
個人間で車の売却はトラブルの元!ヤフオクでよくある3つのトラブル
ヤフーオークションという、一見ヤフーという企業を通して車の取引をするように見えますが、実態は個人取引です。
取引にあたって、お互いの認識やスピード感が合わないとトラブルになります。
ここではよくあるトラブルと回避法を書きますね。
相手がいつまでも車の名義変更をしない
落札相手がいつまでも落札車の名義変更を行わず、愛車の引き渡しができないというトラブルです。
ただ、この「いつまでも」というのがキモで、人によっては1週間以内に引き渡したいという方もいるでしょうし、1ヶ月ぐらいなら大丈夫かと考える人もいるでしょう。
相手と自分のスピード感が違うためにモメることがあります。
回避する方法としては、出品時にあらかじめ引き渡し期間を設定し、また契約時に○○までに名義変更を完了させるという項目を付け加えることですね。
そうすればお互いいつまでに名義変更しないといけないのかという認識が合うので、まだモメ事に発展するのは防げます。
基本的には車を買い手に渡す場合は、必ずいつまでに名義変更を終えるのか契約に含めること、取引後も必ず連絡がつく連絡先を教えてもらう事を徹底しましょう。
取引成立後にクレームを言われて差額を請求される
これもよくありますね。
ノークレーム・ノーリターンだとあれほど言ったにも関わらずです。
契約書に書いたとしても、言ってくる人間は言ってきます。
実際に自分でも気づかない部分で欠陥があるのであれば、対応が必要だとは思いますが、明らかに傷がついている点について後から言及してくるとなると、これはもうモメますよね。
相手からすると、修理費用をある程度見込んで購入したとして、見込み以上に修理費用がかかったとなると必死になるのはわかります。
しかし、それでも予めノークレーム・ノーリターンに納得して購入しているので、ほんとこういうのはなんとかしてほしいですね・・・。
これらを回避するために、契約書にノークレーム・ノーリターンの記載をする事はもちろんのこと、車を引き渡しする際に改めてどの部分に欠陥があるなどを説明。また、修理するなら○○した方が良いよなどのアドバイスもした方が良いでしょう。
正直どれだけ対策を打とうと言ってくる人は言ってくるのですが、やらないよりはマシです。
トラブル回避のためにも、契約書には必ず必要事項を記載する。
欠陥や傷などの金額にダイレクトに響くポイントは相手にすり込みするぐらいしつこく伝えた方が良いでしょう。
最悪の場合は訴訟もあり得る
個人間の取引なので、モメたとしてもヤフーは感知しません。
本サービスの利用を契機としてお客様間で成立した契約に基づく商品の送付または役務の提供、代金の支払、代金の回収等の一切の事項については、お客様の責任となります。 当社は、当該契約に関して契約当事者としての責任、権利および権限は一切有さず、当該契約について一切の責任を負いません。
上記のように利用規約でも明記されており、個人間でモメた場合は最悪の場合、民事訴訟となります。
ヤフオク以上に車を高くトラブルなく安全に売る方法
上記のようにどれだけ対策を立てたとしても、トラブルはつきものです。
そしてヤフオクの場合はそれらのトラブルに全て自分で対処しなければなりません。
たとえ自分に100%否がなくとも、面倒事は避けたいですし、売るにしても納得いく金額であれば売ってしまいたいですよね。
そんな時におすすめなのが一括査定サービスです。
一括査定サービスは複数の買取業者に一度に査定の依頼ができるサービスです。
スマホやPCでかんたんに申し込みでき、複数の業者間で相見積もりをとれるので、買取サービスでよくある不用意な買い叩きはありません。
また複数の見積もりの中から一番高い見積もりを出してきた業者に売却すれば、相場の中でも比較的高額で売却ができるでしょう。
一括査定の方が高く売れるのは理由がある
ヤフオクよりも一括査定の方が愛車を高く売れる理由・・・それは、売り手市場 or 買い手市場の違いです。
オークションは買い手がなるべく安く買いたいという心理があり、そこに対して他の出品者よりどれだけ値段を下げるか・・・というのが基本です。
売り手側がなるべく高い金額で売ろうと頑張る構図なので、買い手市場ということですね。
しかし反対に、一括査定では売り手市場になります。
買取業者側はどこも再販するための車を欲しがっています。そのためその時点で自社で出せる最高の買取額を提示してくるのです。
売り手側からすると、各社の最高額を見比べて一番高い所に売却できるので、オークションのように売却額を上げようとアレコレ頑張る必要もありません。
このように、一度査定に出せば価格競争が起きて買取額が上がりやすいというのが一括査定の一番のメリット。
次はこの一括査定サービスで当サイトおすすめのサービスをいくつか紹介しますね。
当サイトおすすめ!
一括査定サービスランキング
1位 ナビクル車査定
ナビクル車査定のポイント
- 申込み完了画面で、大体の相場を教えてもらえる。
- 申込みは45秒で終わるので空いた時間で申込みできる。
- 運営元がJPUCという業界の健全化を目指す団体に所属
- 査定額に納得がいかない場合はキャンセル可
ナビクル車査定は買い叩きが無く安心して車を売却できるサービスです。
一番のポイントは運営元がJPUCという、業界健全化を目的とした団体に加盟している点。
そのため、どの業者に査定を依頼しても買い叩きはありえません。
下取りよりも最大で65万円以上、査定額が上がった例もあり、愛車を安心して高く売りたい方はナビクル車査定(元かんたん車査定ガイド)で決まりです!
2位 ユーカーパック
ユーカーパックのポイント
- 買取業者からの営業電話が全くない。
- 最大2,000社がオークションに参加するので、買取額が上がりやすい。
- 車両情報のみで買取額が決まるので、個人情報が業者に流れない。
ユーカーパックは一括査定と違い、オークション形式の車の買取サービスです。
一番のポイントは、一括査定でよくある買取業者からの営業電話は一切なく、連絡はユーカーパックからのみ!
最大で2,000業者がオークションで競うので、各社が競争となり、必然的に需要が高まるようになっているので高額買取の期待大です。
個人情報の取り扱いに敏感なかたでも安心して利用できるのがユーカーパックの魅力です!
3位 カーセンサー
カーセンサーのポイント
- 事故車の買取も他サービスに比べて積極的。
- 希望時間を伝える項目があるので、仕事の時間などを避けてやりとりが可能。
- 住まいの近くの買取業者から、複数者を競争させることができる。
- 運営会社が大手リクルートグループのため、安心して売却ができる。
カーセンサーはあの上場企業であるリクルートが運営する一括査定サービスで、事故車や商用車も査定してくれます。
また、ワケアリ車の買取に積極的な業者も登録しているので売れるかどうか不安・・・という方はカーセンサーがおすすめです。
登録は90秒で完了、仕事の合間や終業後など、時間指定ができるのも魅力ですね!
初めて車を売る方は「ナビクル車査定」がおすすめ
業者間の相見積もりで、過去最大で65万円お得になったという実績のあるサービスです。
また、ナビクル車査定は運営元がJPUCという車買取業界の健全化を目的とした業界団体に加盟しています。
そのため不用意な買い叩きをする悪質業者はおらず、初めて車を売る方には特におすすめですよ!