傷やへこみは買取査定に響く?傷ついた車を売る時の減点基準や減額相場をご紹介

車を売る時になんといっても気になるのが傷やへこみ。

車はゲームに出てくるアイテムのように、壊れていても売ればお金になるというわけでもありませんし、高く売りたいと思うからこそ細かい部分も気になりますよね。

今回はそんな車を売る時の傷やへこみについて、そして傷やへこみがあっても高額で車を売る方法について書いていきます。

具体的には・・・

  • これから車を売るけど傷は直した方がいいのか?
  • 傷やへこみっていうけど、どのぐらいならOK?
  • へこみが気になるけどこのまま査定に出した方がいい?
  • 傷やへこみがあっても愛車を高く売りたい!

上記のような悩み・不安を持つ方はこの記事を読むことで、安心して愛車の売却ができますよ!

目次

気になる傷やへこみの査定基準

車の査定をする際には、車両が問題なく走るかなどの他に、傷やへこみ、汚れがあるかを見られます。

この査定の判断基準は、一般社団法人 日本自動車査定協会、通称JAAIで決められた基準があります。

  • 外装内装は無傷であること。
  • エンジンや足回りなどは、走行に支障がないこと
  • 次回の車検まで、3ヶ月以内
  • 走行距離が常識の範囲内であること
  • タイヤの溝は、最低でも1.6mm以上
  • 事故や修復の痕、改造がされておらず、腐食・匂い等がないこと

上記の6つがJAAIが定める標準車両の定義です。

『外装内装は無傷であること』なんて書いていますが、車を乗る限り無傷で済むはずがありません。

かすり傷一つで、はい減点!というのもおかしい話しですよね。

そうです。これらはあくまで標準車両としての定義なので、実際はもっと細かく査定の項目が決められています。

 

車査定時の傷やへこみの減点基準

車を査定する際にはいくつかの基準がありますが、基本的に1cm以上の傷やへこみが減点の対象となります。

また、1cm以上傷の場合は以下の基準が適応されます。

  • 爪が引っかからないごく浅い傷
  • 爪が引っかかるほど深い、または、ボディの下地が露出している傷
  • へこみを伴う傷

これらが傷とへこみの基準で、傷の深さ×大きさということですね。

次は傷やへこみがどれぐらい深いか?大きいか?で変わってくる減額の基準をご紹介します。

 

区分別の傷やへこみの減点基準

区分傷やへこみの基準減点度合
修理爪の引っかからない薄い擦り傷、タールの付着、水垢-5
塗装1〜9cm-10
9〜30cm-10 〜 -20
30cm以上-15 〜 -40
板金9〜30cm-15 〜 -50
30cm以上-20 〜 -80
交換該当箇所の交換、または該当箇所の面積の1/2以上-65 〜 -180

※-1点=-1,000円となります。

例えば車の塗装に3cmほどの傷があれば、その時点で-10点の減点ということです。

逆にこれらの基準にあてはまる傷やへこみがなければ20~40点の加点となり、買取額は上がります。

また、修理に該当するタールの付着や水垢に関して、これらは洗車や掃除をすることで査定前に改善できる部分です。

-5点となると5,000円に相当しますし、-5点がないだけで20~40点プラスされる可能性もあるので、洗車や掃除は事前にやっておきたいですね。

修理ではなく交換になるケース

ボンネットやドア部分などにおいて、面積の半分以上に傷がある場合は、上記表でいうところの「交換」になります。

交換となると最低でも-65点(65,000円相当)となるので、大きな減点となります。

 

バンパー下のガリ傷も査定には影響する

車体の中でもっとも傷つきやすいのがバンパー下。

傷つきやすいから傷がついても仕方ないじゃない・・と考える方は多いと思いますが、バンパー下のガリ傷も査定には影響します。

しかし、中にはバンパーの傷は査定額に考慮しない業者がいるのも事実です。

このあたりは業者によって対応が違ってくるので、査定前に確認するのが良いですね。

>>傷を考慮しない業者を探すのにベストなサービスはこちら

 

 

傷による減点は年式や車種も影響がある

傷として減点されるか?減点度合いはどのぐらいか?という基準は前述の通りです。

しかし、最終的にいくら減額されるかについては、年式や車種も関係してきます。

 

傷の減点に対しての年式の影響度

年数〜3年4年5年6年〜
係数1.00.90.80.7

上記が傷の減点に対しての年式の影響度数です。

新車から3年の場合は減点分がそのまま反映するようになっていますが、年を追うにつれて係数が下がっていきます。

これは年数が経つとその分傷やへこみは生まれるもの、ということを前提としていて、車のオーナー目線で考えられているということですね。

次は車種ごとの影響度を見ていきましょう。

 

傷の減点に対しての車種の影響度

車種の影響度は、車のランクに応じて変わってきます。

ランク係数代表車種
特C2.2センチュリー・プレジデント・ディグニティなど
特B1.8セルシオ・シーマ(50系)・プラウディアなど
特A1.5マジェスタ・シーマ・NSX(NA1、NA2)など
Ⅰランク1.4クラウン・セドリック・ディアマンテなど
Ⅱランク1.2RX-8・スカイライン・オデッセイなど
Ⅲランク1.0レガシィ・プリウス・アテンザなど
Ⅳランク0.8カローラ・キューブ・デミオなど
軽自動車0.8

車のランクが上がるにつれて、影響度も大きくなる計算です。

反対に軽自動車やカローラなどのⅣランクの車は、元々の値段が低いことから、傷やへこみの影響度が少なくなっていますね。

やはり車のランクが上がると、傷一つ直すための労力(費用)が大きくなったり、市場価値の下がり幅が大きいことから、影響度もその分大きくなっているということですね。

車の傷がどれだけ買取額に影響するかは、年式や車種も関係してきます。

たとえば購入して4年のプリウスで、1~9cmの傷が1箇所だけある場合・・・

減点:-10,000円 × 4年:0.9 × Ⅲランク:1.0 = -9,000円

上記が買取額から減額されます。

このように、一概に傷があるから◯◯円!というわけではなく、いくつかのプロセスを経て買取額は決まるのです。

では減額をなくすために傷やへこみは修理をしてから査定をすべきなのでしょうか?

次は傷やへこみを修理すべきかどうかについて書いていきます。

 

 

車の傷は修理せずに売却するのが鉄則

結論から言うと、傷やへこみは修理せずそのまま査定に出してしまった方が良いです。

上記の図は修理して売却する場合と、修理せずに売却する場合の比較グラフです。

この比較グラフを見てもわかる通り、傷を修理したところで、修理額をペイできるぐらい査定額は上がりません。

せっかく査定額を上げるために修理しても、手元に残るお金が減るので結果的に損でしょう。

 

なので修理が必要な場合は、修理をせずにそのまま手放してしまうのが正解です。

では売却するにあたって、なるべく高く売るにはどうすればいいのでしょうか?

つぎは失敗しない売却方法について買いていきますね。

 

傷やへこみがある訳あり車の売却で失敗しない方法

車を売る方法としては、上記のディーラー・買取店・一括査定の3つが主流です。

この3つの売却方法のうちディーラー・買取店と一括査定では、そもそもの売却方法が違い、その違いが買取額に大きく影響します。

 

訳あり車を売る際の下取り・買取と一括査定の大きな違い

例えば買取店やディーラーの場合、相手と1対1のやりとりとなるため、相手の言い値で車の売却額が決まります

そのため、言い値で納得してしまった場合、安く買い叩かれる可能性があるのです。

「ここに傷(へこみ)があるからこれ以上(買取額が)あがらない。他のとこでも同じになる。」なんて言われたら渋々売るしかないですよね。

では一括査定の場合はというと・・・

 

一括査定は買取競争による買取額の上がり幅が大きい

一括査定の場合はサイトを通して複数業者に査定を依頼します。

各買取業者は車の買取→再販をし、その差分の利益で成り立っているので、傷やへこみがあっても自社で買い取りたいので競争がおきます。

買取競争が起きることで車の買取額がオークションのようにあがり、結果としてあなたの車が高く売れるということですね。

このように、一度査定に出せば価格競争が起きて買取額が上がりやすいというのが一括査定の一番のメリット。

次はこの一括査定サービスで当サイトおすすめのサービスをいくつか紹介しますね。

 

傷やへこみのある車の売却におすすめ!
一括査定サービスランキング

 ナビクル車査定(元かんたん車査定ガイド)

ナビクル車査定(元かんたん車査定ガイド)

ナビクル車査定のポイント

  • 申込み完了画面で、大体の相場を教えてもらえる。
  • 申込みは45秒で終わるので空いた時間で申込みできる。
  • 運営元がJPUCという業界の健全化を目指す団体に所属
  • 査定額に納得がいかない場合はキャンセル可

ナビクル車査定は買い叩きが無く安心して車を売却できるサービスです。

一番のポイントは運営元がJPUCという、業界健全化を目的とした団体に加盟している点。

そのため、傷やへこみがあれど不用意な買い叩きはありえません。

車の売却に安心感を求める方はナビクル車査定で決まりです!

 


 

 ユーカーパック


ユーカーパック

ユーカーパックのポイント

  • 買取業者からの営業電話が全くない。
  • 最大2,000社がオークションに参加するので、買取額が上がりやすい。
  • 車両情報のみで買取額が決まるので、個人情報が業者に流れない。

ユーカーパックは一括査定と違い、オークション形式の車の買取サービスです。

一番のポイントは、一括査定でよくある買取業者からの営業電話は一切なく、連絡はユーカーパックからのみ!

最大で2,000業者がオークションで競うので、傷だらけの車でも買い手が見つかりやすいのがポイントですね。

買取業者と連絡をとることはないので、個人情報の取り扱いに敏感なかたでも安心して利用できるのがユーカーパックの魅力です!

 


 

 カーセンサー

カーセンサー

カーセンサーのポイント

  • 事故車の買取も他サービスに比べて積極的。
  • 希望時間を伝える項目があるので、仕事の時間などを避けてやりとりが可能。
  • 住まいの近くの買取業者から、複数者を競争させることができる。
  • 運営会社が大手リクルートグループのため、安心して売却ができる。

カーセンサーはあの上場企業であるリクルートが運営する一括査定サービスで、事故車や商用車も査定してくれます。

また、ワケアリ車の買取に積極的な業者も登録しているので、事故にあって車がボコボコ・・・という方はカーセンサーがおすすめです。

登録は90秒で完了、仕事の合間や終業後など、時間指定ができるのも魅力ですね!

ワケアリ車を安心して売りたい時はカーセンサーがおすすめですよ!

 

初めて車を売る方は
「ナビクル車査定」がオススメ!

▶▶ナビクル車査定

業者間の相見積もりで、過去最大で65万円お得になったという実績のあるサービスです。

また、ナビクル車査定は運営元がJPUCという車買取業界の健全化を目的とした業界団体に加盟しています。

そのため不用意な買い叩きをする悪質業者はおらず、初めて車を売る方には特におすすめですよ!

傷やへこみのある車を安心して売却したい方は「ナビクル車査定」で決まりです!

 

 

傷ついた車を売る時のQ&A

ここでは傷ついた車を売る時によくある疑問にお答えします。

 

車の査定後の傷はどうなる?査定額は変わるの?

車の査定が終わり、買取業者に引き渡しするまでの間に傷がついてしまった場合は、基本的に再度査定をして買取額が決まります。

契約書面に、傷がついた場合にいくら減額となるか記載をしている業者もいますね。

後述しますが、洗車による傷なども査定に影響することがあるので、査定後の引き渡し前には車両の扱いに注意が必要です。

>>車の買取査定で車両を引き渡しする時の注意点

[st-card id=2959]

 

ちなみにですが、査定をして車両引き渡し後に傷が見つかった場合に減額を言い渡してくる業者もいますが、詐欺の可能性が高いです。

そういう業者を避けるためにも、詐欺業者やグレーな業者を省いた一括査定サービスを使うのが良いでしょう。

ナビクル車査定(元かんたん車査定ガイド)は悪質な詐欺業者がいないサービスなので、傷が心配な方はナビクル車査定(元かんたん車査定ガイド)がおすすめですよ。

 

洗車傷は査定に影響する!塗装の劣化は減額となるケースも

洗車傷といっても軽微なものが多く、実際の査定に響くことはほとんどありません。

しかし塗装の劣化はダイレクトに査定に影響してくるのです。

全自動洗車機などは大量の洗剤に、大量の水を高圧で使うので、そのぶん塗装の劣化が激しくなります。

自分の車が可愛いくて、洗車を頻繁に行うほど売却時の価値は下がりやすくなるという、なんともジレンマですよね。

もしガレージで保管をしている車両なら、バケツいっぱいの水で軽く流したり、ホースを使って低水圧で流すぐらいがちょうど良いでしょう。

 

ガリバーなどの大手は傷のある車は買取してくれないの?

傷があるとガリバーなどの大手の買取業者は無理・・・と考えがちですが、実は地場の買取業者よりも、大手の方が傷あり車の買取は強いです。

大手はどこも自社もしくは提携の修理工場を持っています。

そのため傷あり車を買取したとしても安く修理し、再販することで利益をあげることができるのです。

反対に地場の中小業者は、修理するとなってもコストが高くつくので、再販しても利益が出ない = 買取ができないということですね。

特にガリバーは傷がある場合にどういった点を査定時に見るかなどを公表していますし、傷があって売れるか心配・・・という方はガリバーに一度査定してもらうのも良いでしょう。

 

 

傷やへこみは買取査定に響く?まとめ

いかがでしたでしょうか?

傷やへこみは査定に響くといっても、一概に傷がこれだけあるから◯◯円マイナス!というわけでもなく、年式や車種によって減額の幅は変わります。

そのため修理するとなると、トータル収支で見たときに買取による収入が減るので、修理はせずに査定に出しましょう。

このように、傷やへこみがあろうと、とにかく多くの業者に査定に出して見てもらうというのが、車を高く売る秘訣です!

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