新車を買うとなると、車種だけでなくオプションは何をつけるか?カラーは何にするか?、なんて考えているだけでも楽しいですよね。
そんな新車をできるだけ安く買うために、多くの人が今乗っている車を下取りに出していますが、下取りに出す際に注意するべきことなんてあるんでしょうか?
今回そんなは車の下取りの注意点について書いていきます。
車の下取り時に注意すべき5つのポイント
- 下取り車はなるべく早く引き渡す
- 下取り車に傷や凹みがあっても修理しない
- 見積もりにリサイクル料金が含まれているか
- 下取りは金額が安くなるのを覚悟する
- 下取りがお得に感じるのは勘違い
上記5つが下取りで特に気をつけるべき注意点です。
下取りだしディーラーにまかせておけばとりあえずOKだろう・・・と考える方もいるでしょう。
しかしディーラー任せにしておくと損をする可能性が高いのが正直なところです。
では上記4つの注意点をそれぞれ詳しく説明していきますね。
下取りの注意点①:なるべく早く引き渡すこと
新車の購入と下取りが決まった時点で、下取り車はなるべく早く引き渡しましょう。
ディーラーによっては納車ながら引き渡しをお願いされますが、下取り車を自分で持つにはリスクがあるのです・・・。
下取り車を保管しておくリスク
- 納車まで期間が開くと再査定となる可能性がある
- 傷などがつくと下取り額が下がる
- 事故にあってしまうとそもそも下取り拒否されることも
上記が下取り車を保管しておくリスクです。
納車まで期間があくと、車の価値が下がって再査定となる可能性があります。
また、引き渡しまでに傷がつくなどすると、車の価値が下がるので下取り額が減額となりますし、事故にあって破損すると下取り自体を拒否されることもあります。
売買契約を結び、下取りが決まった時点で車の所有権は実質ディーラーなので、さっさと引き渡してしまうのがいいですね。
前の車下取りに出して金額確定、翌日引き渡しが決まった当日の夜に電信柱にぶつけて車ベコベコにしたことある
— りさぞよ(24歳) (@_dolly_milk_) 2019年1月18日
新年早々下取りの車ぶつけて、事故あり等級とかいう血も涙もない3等級ダウンで随分落ち込んだが光明がさしてきました
— 徒然なるままに流れ流れて行くのです (@ayakong) 2019年1月22日
今回こそは俺は悪くないんだけどまた事故りました
これから下取りに出す車なんやが!!!やが!!!— ?鍵?@KHプレイ中 (@ken36432) 2019年1月7日
下取りの注意点1つ目は下取り車の引き渡しについてです。
引き渡し前に万が一事故などを起こしてしまうと、その時点で下取り額が減額になったり、最悪のケースでは下取り拒否ということも有り得ます。
損害を修復しようとして保険を使ったとしても、自分の保険を使うことになるので、等級が下がって保険料が上がるでしょう。
以上のことから、下取り車はとにかく早く渡し、リスクを最小限にするのがいいですね。
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下取りの注意点②:傷や凹みがあっても修理しない
下取りに出す時に気になるのがボディの傷や凹み。
しかし、これらの傷を直すのはおすすめしません。
それは修理にかかる手間や時間、お金以上に下取り額が上がることはないからです。
というのも以下の表を見てみてください。
区分 傷やへこみの基準 減点度合 修理 爪の引っかからない薄い擦り傷、タールの付着、水垢 -5 塗装 1〜9cm -10 9〜30cm -10 〜 -20 30cm以上 -15 〜 -40 板金 9〜30cm -15 〜 -50 30cm以上 -20 〜 -80 交換 該当箇所の交換、または該当箇所の面積の1/2以上 -65 〜 -180
上記は車の査定における傷や凹みの原点基準で、-1点=1,000円の減額です。
ボディの軽い傷となると、上記の表では「修理」に当てはまりますが、減点されたとしても最大で-5点(最大5,000円)。
さらにもっと深い傷やボロボロの車の場合、上記で言うところの交換などに当てはまりますが、最大で-180点分(18万円分)の減額となっても、実際修理するならそれ以上の額がかかります。
上記のとおり、傷があったとしてもわざわざ修理するのは損なので、そのまま下取りに出すのが鉄則です。
なお、車の査定の傷や凹みのより細かな基準が知りたい方は、以下の記事も合わせて読んで見てください。
下取りの注意点③:下取り額にリサイクル料金が含まれているか
車を購入した時にはリサイクル料金(リサイクル預託金)が購入額に含まれています。
そして車を手放す際は買取りや下取りに関わらず、買い手からリサイクル料金のうち、資金管理料金を引いた額を返金されます。
本来あるべき形は上記の通りなんですが、一部ディーラーでは下取り額にリサイクル料金が含まれてしまっているケースがあるのです。
あるべき形はリサイクル料金の返金と下取り額は別
本来は下取り額が70万円となれば、下取り額70万円+リサイクル料金の返金となります。
しかしディーラーが言う下取り額70万円にリサイクル料金が含まれていることがあるのです。
こうなるとリサイクル料金分を実質損していることになりますよね。
なのでディーラーから下取り額が提示された場合は、別途リサイクル料金は返金になるか、下取り額に上乗せしてくれるかどうかを必ず確認しましょう。
下取りの注意点2つ目は、リサイクル料金が下取り額に含まれているかどうかです。
下取り額にリサイクル料金が含まれてしまうのは、業界の慣習でもなんでもないので、含まれていたら必ず指摘しましょう。
下取り額が増えればオプションをプラスでつけられるかもしれませんし、いずれにせよ必ずチェックしてくださいね。
下取りの注意点④:下取りは金額が安くなるのを覚悟する
下取りは他の買取りなどに比べて金額が安くなるのです。
これは下取りの最大のデメリットと言ってもいいでしょう。
というのも下取りの額というのは、上限が決まっているため、そもそも高くなることは通常ありえないのです。
車の下取り額が安くなる理由
そもそも下取り額の基準というのをご存知でしょうか?
下取り額が安くなるのはこの基準があるからで、具体的に言うと、下取り額には基本的にオークション相場の最低価格が適応されます。
これはどのディーラーでも同じで、A店とB店で下取り額が大きく変わるということは有り得ません。
単一でオークション相場の最低価格の適応となるため、そもそも高くなりようがないというのが現実です。
下取り額は中古車オークションの相場の最低額が適応されるため、そもそも高くなりようがないのです。
これが『下取りは安くなる』と言われる理由ですね。
ディーラーもこのことをわかっているので、仮に買取りに出したとしても悪い印象は持たれません。
[st-card id=3174]しかし、新車を買うのは決まっているでしょうし、なるべくなら下取りで利益率を高めたいのがディーラー心理。
ディーラーとしてもそのあたりは、下取りが如何にお得かをアピールしてくるでしょう。
次は下取りの罠についてご紹介します。
下取りの注意点⑤:下取りがお得に感じるのは勘違い
実際下取りに出して下取り額を『こんなもんか・・・』ぐらいの印象ですが、値引き額と合わせると悪くないんじゃない?と勘違いしてしまうことが多いです。
実はこれ、ディーラー側の印象操作なんです。
たとえば下取り額が40万円で値引額30万円となると、新車からトータルで70万の値引きとなります。
そう考えると40万円という額が値引額の半分以上を締めるので、新車購入のテンションも相まって『アレ?意外と悪くない?』なんて印象を持ってしまいがちです。
実際は下取り額で40万円の額が付いたなら、買取りでは40万円以上は余裕でいくので、下取りは実質損ですね。
前述の通り下取りは買取りに比べて基本的に安くなるのが当たり前なので、意外と高い?というのは勘違いです。
買取りに出したらだいたい下取りの+5万円は最低でも行くので、金額だけで考えると下取りは圧倒的に損でしょう。
このあたりのことは以下の記事でも詳しく解説しているので、合わせて読んでみてください。
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金額的な損得を考えるなら下取りよりも買取りの方がお得
さて、ここまで下取りの注意点を解説してきましたが、金額的な損得を重視する方は下取りよりも買取りに出しましょう。
下取りは中古車オークションの最低相場が基準ですが、一方買取りは相場そのものが適応されます。
ただ、何も考えずに買取りに出すと、必ずと言っていいほど買い叩かれるので、売り方の工夫は必須です。
買い叩きに合わないための売り方の工夫とは?
読む前の注意点:行動ができる人限定
正直『売り方の工夫』さえやれば、ほぼ間違いなく買取額は上がります。
車を売る方法は3つあり、この売り方によって実際に買取金額というのも変わってきます。
主要な売り方としては、車を下取りするディーラー・買取店・それと一括査定ですね。
このディーラー&買取店と一括査定では車の売却の方法が大きく違い、その違いが価格に大きく影響します。
車を売る際の下取り・買取と一括査定の大きな違い
例えば買取店やディーラーの場合、相手と1対1のやりとりとなるため、相手の言い値で車の売却額が決まります。
そのため言い値で納得してしまった場合、それが本当に相場の最高額かどうかはわからないのです。
仮にどれだけ交渉しようとしても下取りと同様に『これ以上は上がらないです、他の買取店でも同じです』なんて言われると引き下がるしかないですよね。
では一括査定の場合はというと・・・
一括査定の場合はサイトを通して複数業者に査定を依頼します。
各業者は車を買い取った後、再販することで利益を得ているので、必然的にあなたの車を自社で買い取ろうと競争になります。
そのため各業者が競争した結果、売却額がどんどん上がり、結果としてあなたの車が高く売れるということですね。
このように、一度査定に出せば価格競争が起きて買取額が上がりやすいというのが一括査定の一番のメリット。
次はこの一括査定サービスで当サイトおすすめのサービスをいくつか紹介しますね。
当サイトおすすめ!一括査定サービスランキング
1位 ナビクル車査定
ナビクル車査定のポイント
- 申込み完了画面で、大体の相場を教えてもらえる。
- 申込みは45秒で終わるので空いた時間で申込みできる。
- 運営元がJPUCという業界の健全化を目指す団体に所属
- 査定額に納得がいかない場合はキャンセル可
ナビクル車査定は買い叩きが無く安心して車を売却できるサービスです。
一番のポイントはJPUCという、車買取業界の業界健全化を目的とした団体に加盟している点。
そのため、どの業者に査定を依頼しても買い叩きはありえません。
下取りよりも最大で65万円以上、査定額が上がった例もあり、愛車を安心して高く売りたい方はナビクル車査定で決まりです!
2位ユーカー パック
ユーカーパックのポイント
- 購買業者からの営業電話が全くない。
- 最大2,000社がオークションに参加するので、買取額が上がりやすい。
- 車両情報のみで買取額が決まるので、個人情報が業者に流れない。
ユーカーパックは一括査定と違い、オークション形式の車の買取サービスです。
一番のポイントは、一括査定でよくある買取業者からの営業電話は一切なく、連絡はユーカーパックからのみ!
最大で2,000業者がオークションで競うので、各社が競争となり必然的に需要が高まるようになっているので高額買取の期待大です。
個人情報の取り扱いに敏感なかたでも安心して利用できるのがユーカーパックの魅力です!
3位 カーセンサー
カーセンサーのポイント
- 事故車の買取も他サービスに比べて積極的。
- 希望時間を伝える項目があるので、仕事の時間などを避けてやりとりが可能。
- 住まいの近くの買取業者から、複数者を競争させることができる。
- 運営会社が大手リクルートグループのため、安心して売却ができる。
カーセンサーはあの上場企業であるリクルートが運営する一括査定サービスで、事故車や商用車も査定してくれます。
また、ワケアリ車の買取に積極的な業者も登録しているので売れるかどうか不安・・・という方はカーセンサーがおすすめです。
登録は90秒で完了、仕事の合間や終業後など、時間指定ができるのも魅力ですね!
初めて車を売る方は「ナビクル車査定」がおすすめ
業者間の相見積もりで、過去最大で65万円お得になったという実績のあるサービスです。
また、ナビクル車査定は運営元がJPUCという車買取業界の健全化を目的とした業界団体に加盟しています。
そのため不用意な買い叩きをする悪質業者はおらず、初めて車を売る方には特におすすめですよ!
車の下取りの4つの注意点まとめ
ディーラーがなんでもやってくれるからとおんぶに抱っこでは、そもそも損をしていることに気づかないこともあるでしょう。
事実ディーラーの中には、リサイクル料金を下取りに含めているところもあるぐらいですし、気づかぬうちに損をしているケースはかなり多いはずです。
なのでディーラーだからと油断せず、下取りの際にも各ポイントで注意は必要でしょう。
では最後に再度注意点をまとめるのと、この記事でご紹介した一括査定サービスもご紹介しておきますね。
車の下取り時の4つの注意点
- 下取り車はなるべく早く引き渡す
- 見積もりにリサイクル料金が含まれているか
- 下取りは金額が安くなるのを覚悟する
- 下取りがお得に感じるのは勘違い