どれだけ良い車であっても、見た目がボロボロだと公道を走るにも恥ずかしいですよね。
運転自体になんら問題はなくとも、塗装がボロボロだと乗る気が失せますし、古い車なら車検に通るかどうかも心配です。
そこで考えるのが、自分でなんとかできないか?ということですが、自分で修理するのは沢山のリスクがあります。
今回はそんな塗装がボロボロの車について、DIY修理のリスクや具体的にどうすべきか?というところを書いていこうと思います。
ちなみにボロボロの古い車であっても売却はできるので、処分を検討している方は以下の記事も参考にしてくださいね。
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塗装の自己修復はドツボにハマる可能性大!
昔乗っていた2006年式のムーヴが塗装がボロッボロだったので自分で修理してみたところ大失敗しました。。。
擦り傷などであればコンパウンドでちょっと擦って・・・という感じで簡単に終わるんですが、ところどころ錆びもあったりで、廃車覚悟でやってみて、結果大失敗というやつです。
まず錆びを取るにしても、工具などでゴリゴリ削っていくんですが、とにかく硬い!!!
そのうち面倒になって力を入れてガツ!っとやってみたところ、見事に錆び周辺に傷がついちゃいました・・・。
そこからテープで錆びを剥いだ部分を覆って補修材を塗ったんですが、かなりムラのある仕上がりに。。
このあたりで半分諦めていたんですが、引き返せないところまで来たんで、乾くのをまってスプレーで仕上げました。
見た目が修理した感アリアリの出来に仕上がり、さらにぶっさいくな見た目になったので、結果的に廃車にしてしまった過去があります。
このように、ボロボロの塗装を直すのは、正直言って素人が手を出すようなものではないです。
私の技術力が無いからといえばそれまでですが、素人が業者レベルの仕上がりを期待してやると確実に後悔するでしょう。
車検に通らなくなる!?自己修理が及ぼす多くのリスク
前述のように自分でやろうとすると・・・
- 余計なキズがつく
- 修復部分に凹凸が出来て、後戻りできなくなる
- 塗装のムラができて見た目がブサイクになる
という上記のようなリスクを覚悟してやる必要があります。
しかし、リスク自体はこれだけではありません。
自分でやった結果、失敗したから板金屋や町の車屋に頼むとなると、修理していない状態の時よりも修理代が高額になる可能性が高いです。
板金屋などからすると、修理をするよりも、一度修理した部分を剥がしてそこから綺麗にするので、手間がかかります。
そのぶんの手間賃として修理代金がプラスになる可能性があるということです。
また、車検にも通らない可能性もあります。
自分としては上手く修理できたとしても、車検で引っかかる可能性はあります。
しっかりと技術のある業者に依頼すれば、車検に通らないことはありませんが、素人が見た「大丈夫」と、プロが見た「大丈夫」では天と地の差があります。
そのため、自分としてはOKで問題なく公道を走っていたけど、車検に出したら通らなかったということは可能性として十分にあるでしょう。
ちなみに私の場合は、素直に諦めて廃車にしましたが、あまりにもブサイクな見た目だったので、おそらく車検に通るのは無理だったと思います。。
このように、自分で修理するのは失敗のリスクだけではなく、最悪の場合車検に通らなくなるというリスクも考えなければなりません。
ボロボロの塗装のとりあえずの応急処置は逆効果
がっつり修理するのは前述の通りリスクがあります。
しかし、とりあえず応急処置だけ・・・といった場合でも後々リスクとなる場合があります。
たとえばよくあるのがとりあえずスプレーだけでなんとかごまかすといったものですが、これは逆効果です。
通常、塗装の修復は一旦塗装のクリア層というものを全て剥がして、もう一度塗り直します。
しかし、とりあえず塗装の劣化がひどい部分だけでも・・・と、劣化部分のみにスプレーを吹きかけるとかなりムラができ、結果的にやらなきゃよかった。。。となるでしょう。
また、ペーパーで擦ってという場合も、ペーパーの粗さや力の入れ具合を間違えるとムラの元になるので、おすすめしません。
このように、とりあえず応急処置だけ・・・となると、結果的に損をするので金額はかかるかもしれませんが、しっかりプロに任せた方が良いでしょう。
塗装の修理は素直にプロに頼むのが一番
軽微なものであれば自己修理でも問題ありませんが、塗装がボロボロの場合はプロにまかせるのが一番でしょう。
修理代金はそれなりにかかりますが、やはりプロというだけあって、きちんと仕上げてくれます。
内容にもよりますが、だいたい5万円〜というところでしょうか。
結構かかりますよね。。。
この修理代ですが、どうしても捻出できない・・・という方もいるでしょう。
そういった場合はいっそ車の売却の検討をおすすめします。
世間ではあまり知られてませんが、ボロボロの車であっても売却は十分に可能です。
次の記事では、なぜボロボロであっても売却が可能なのか?具体的に売るにはどこに売ればいいのか?などを詳しく書いているので、合わせて読んで見てください。