自分の車を廃車にしたいけど、書類って何が必要なの?
今回はそんな廃車をするにあたって必要な書類について書いていきます。
また、特殊なケースについての必要書類も合わせて書いていくので、これから廃車を考える方は読んでみてください。
目次
廃車の書類集めは面倒ということ理解する
のっけから腰を折るようですが、そもそも廃車を自分でする、そのために書類を集めるというのはとてつもなく面倒です。
というのも、以下を見てみてください。
- 車検証
- 所有者の印鑑証明
- 印鑑証明と同じ実印
- 移動報告番号・解体通知が記載された書面
- 自動車重量税還付申請書
- リサイクル券
- ナンバープレート
- 永久抹消登録申請書
- 手数料納付書
- 自動車税・自動車取得税申告書
途中で見るのをやめた人ももいると思いますが、これらの書類全てが必要になるのです。
もちろん事前に用意すべき書類と、運輸局で直接書いて提出するものがありますが、そもそも運輸局に行く自体が面倒です。
また、よくある廃車(永久抹消登録)だけでなく、一時的に車を廃車状態にしておく(一時抹消登録)や、一旦廃車状態にしたものを解体して完全な廃車にするという、自分の状況でパターンが分岐します。
ただ、いずれにせよ面倒です。
それはもうすごく面倒です。(経験者が語る)
事前に解体業車に頼んで車を解体したり、とにかく行くところとやることが多すぎる!!!
なので、自分で廃車にするのであれば、時間も手間もお金(書類代や解体料金)もかかることを覚悟しておきましょう。
私はもう二度と自分で廃車手続きをすることはないです。
絶対に業者に頼むなりして自分では絶対にやりません。。。
もしこれを読んでめんどくさそうだなあ・・・と感じたなら、ハイシャルに依頼するのがおすすめです。
ハイシャルは廃車でも事故車でも最低でも0円で買取を保証してくれる廃車専門の業者です。
また、廃車するにあたっての書類手続きを代行してくれるので(ここ重要)前述にあった、あの大量の書類を集めたり、運輸局に行って書類を書く手間はありません。
わざわざ自分で書類を集めてやるのは無駄でしかないので、よっぽど特殊な理由がない限りハイシャルに依頼するのがいいですね。
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基本的にはわざわざ自分で手続きせずにさっさと業者に頼んでしまうのがベストです。
「いやッッ!それでもッッ!どうしても自分でやりたいんだッッ!」という考え方はいると思います。
そういった方のために状況別で3パターンに分けて廃車に必要な書類を書いていきますね。
廃車の必要書類は3つのパターンでそろえるものが違う
廃車の手続きは状況に合わせて3つのパターンに別れ、それぞれで必要な書類も変わってきます。
廃車の種別 | 説明 |
---|---|
永久抹消登録 | 一般的な廃車手続き。揃える書類は多く、面倒。 |
一時抹消登録 | 盗難にあった場合など、一時的に車を使えなくするためにとる手続き。面倒。 |
解体抹消 | 一時抹消登録した車を完全に廃車にするためにとる手続き。やはり面倒。 |
一般的には永久抹消登録の手続きに必要な書類を集めればOKです。
ただ、状況によって一時抹消登録にせざるおえないとなると、また揃える書類も変わってくるので、注意が必要です。
この時点で「あ、これめんどくさいやつだ」と気づかれた方は前述の廃車専門の業者に依頼した方が良いでしょう。
ではそれぞれの廃車の種別ごとに必要な書類について説明していきますね。
永久抹消登録に必要な書類
- 車検証
- 所有者の印鑑証明
- 印鑑証明と同じ実印
- 移動報告番号・解体通知が記載された書面
- 自動車重量税還付申請書
- リサイクル券
- ナンバープレート
- 永久抹消登録申請書
- 手数料納付書
- 自動車税・自動車取得税申告書
さて、先にも説明した通り上記が永久抹消登録に必要な書類です。
めんどくささを理解してもらうためにナンバープレートも必要書類の中に入れています。
ただナンバープレートを抜いたところでめんどくささは変わりません。
車検証など、普段車内で保管しているものもありますが、ほとんどが新しく用意する、もしくは手続きをして取得する書類ばかりです。
ではそれぞれ説明していきますね。
車検証
車の中や自宅で保管されている方がほとんどでしょう。
紛失している場合は再発行が必要となりますが、厄介なのが文字がかすれているケース。
私は文字のかすれから再発行を命じられたことがあるので、必要になる前にちゃんと読める状態かも確認しておきましょう。
かすれぐらいで再発行を命じられるのもおかしな話ですが、めんどくささ回避のために確認しておくのがいいですね。
所有者の印鑑証明と実印
前述の車検証の所有者欄の名前と同一のものが必要です。
よくあるのは所有者欄がローン会社などになっているケースです。
ローン会社などになっている場合は別途、所有権解除という手続きを行う必要があります。
所有権解除が必要な場合は一度ローン会社に連絡して事情を説明し、相談をしましょう。
印鑑証明自体は現在ではコンビニでも発行可能なので、面倒ですが手が空いた時に作っておくのがいいです。
(市町村によってはコンビニで発行できないケースも有)
移動報告番号・解体通知が記載された書面
移動報告番号はリサイクル券のことを指します。
また、解体通知に関しては車両解体後、だいたい2・3日すると業者から教えてもらえます。
もしくは解体したからあとは専用のサイトで調べてね!という連絡がくるので、自動車リサイクルシステムというサイトで、移動報告番号を入力して調べましょう。
自動車重量税還付申請書
廃車する際に重量税の残存期間が残っている場合は還付金を受けることができます。
そのため、必要な場合においては自動車重量税還付申請書も準備しましょう。
用紙自体は永久抹消登録申請の書類と一体になっていることがほとんどなので、運輸局にて記入をします。
リサイクル券
紛失している場合は再発行が必要ですが、厳密には再発行はできません。
そのため紛失している場合は、「自動車リサイクル料金の預託状況」がリサイクル券の代わりとなります。
発行については自動車リサイクルシステムのサイトから、ページを印刷してリサイクル券の代わりとします。
ナンバープレート
一方だけではなく、必ず前後2枚を外して用意をしておきます。(めんどくさい)
万が一紛失している理由書が必要で、理由書は管轄の運輸局でもらえます。
永久抹消登録申請書
運輸局の窓口でもらうことができるので、記入したあと提出します。
記入例も近くにあるので、問題なく書くことができるでしょう。
基本的に所有者が記入・提出しますが、代理人が記入・提出する場合は代理人の印鑑が必要です。
手数料納付書
窓口で手続きする際に必ず必要となる手数料についての書面です。
これも窓口でもらえます。
自動車税・自動車取得税申告書
これも運輸局でもらえるので、その場で記入・提出すれば問題ありません。
自動車税・自動車取得税申告書は住んでいる都道府県の税務事務所にも手続きを申告する内容で、運輸局に隣接した税務事務所に提出します。
長々と書きましたが、なぜこれほどまでに書類を書いたり用意したりするのかわからない量ですね。
やはり自分でやろうとすると面倒なので、素直に業者に依頼するのが正解でしょう。
一時抹消登録に必要な書類
- 車検証
- 所有者の印鑑証明
- 印鑑証明と同じ実印
- ナンバープレート
- 一時抹消登録申請書
- 手数料納付書
一時抹消登録はあくまで一時的に車の登録自体を抹消するものです。
たとえば災害や事故で車が動かなくなったけど、保険がおりるまでは廃車にできない・・・などのケースで使われます。
あくまで一時的な措置のため、書類自体は永久抹消よりかなり少なくなっています。
ただ、それでも面倒です。
永久抹消登録と重複する点はあるので、一時抹消登録申請書についてのみ説明しますね。
一時抹消登録申請書
一時抹消登録申請書は先にも述べた、車の登録を一時的に抹消するための書類です。
書類自体は運輸局でもらえるので、そのまま記入・提出をして申請します。
記入例も近くにあるので、問題なく書けるでしょう。
一時抹消登録申請はあくまで一時的な措置のため、廃車にする手続きは別途必要となります。
次は一時抹消登録をした後、完全に廃車にするための解体抹消に必要な書類について書いていきます。
解体申請に必要な書類
- 一時抹消登録証明書
- 移動報告番号・解体通知が記載された書面
- 自動車重量税還付申請書
- リサイクル券
- 永久抹消登録申請書
- 手数料納付書
- 自動車税・自動車取得税申告書
解体申請の手続きも一時抹消登録同様、永久抹消登録に比べると必要書類は少ないです。
ただ、ただですよ!一時抹消登録してからのこの書類の量はさすがにどうかと思います・・・
これも永久抹消登録と重複する点はあるので、一時抹消登録証明書についてのみ説明しますね。
一時抹消登録証明書
前述の一時抹消登録申請書が受理された際に発行される証明書です。
再発行は原則行なっていないので、無くさないようにしましょう。
万が一紛失してしまった場合は、近くの陸運局に相談をすると、解決策を提示してもらえるケースがあるようです。
(どうやら運輸局によって対応がマチマチのようです。)
解体申請はすでに一時抹消登録を行なっているものを、完全に廃車にしましたよと申請するものなので、永久抹消に比べて少ないですね。
しかし合計2回運輸局に行くことになるので、めんどくささは2倍です。
廃車に必要な書類のケース別対処法
ここまで何も問題がない場合に必要な書類を記載してきましたが、ここからはストーレトにいかない、ちょっと問題があるケースと解決法を書いて行きます。
車検証の所有者の氏名・住所と印鑑証明の情報が一致しないケース
これはよくあるケースだと思います。
引っ越しや結婚などで氏名や住所が変わっていて、その後所有者の情報を更新していないケースです。
この場合は、前述の必要な書類にプラスして、発行から2ヶ月以内の住民票が必要となります。
車検証の所有者がローン会社や販売店などの本人でない場合
基本的には所有権解除をしたあとに手続きを行います。
しかし時間がない場合などは、所有者(ここでいうローン会社や販売店)の印鑑証明書・譲渡証明書・委任状(発行から2ヶ月以内)を別途用意すれば手続きが可能となります。
詳しい内容はローン会社や販売店に相談した方がいいですね。
車検証の所有者が死亡している場合
車検証の所有者が死亡している場合は、いくつかのパターンで用意するものが変わります。
- 相続人が一人の場合:相続人が一人であることを証明できる戸籍謄本が必要。
- 遺言状がある場合:遺言状原本・除籍謄本・家族関係が分かる謄本・代表相続人の印鑑証明・譲渡証明書・委任状
- 相続人内に除籍された方がいる場合:その方の除籍される前の情報が記載されている戸籍謄本(改正前原戸籍)
上記のようにケースによって必要な書類が変わってきます。
車検証の所有者が未成年の場合
所有者が未成の場合は、既存の書類に合わせて同意書・印鑑証明・戸籍謄本・親の実印が必要となります。
なお、所有者が未成年でも結婚している場合は成人とみなされるため、上記の書類は必要なくなります。
基本的にはどのケースも必要な書類プラスアルファを準備すれば手続きはできるようになっています。
ただし、上記に書いたのはあくまで一般的な回答となるため、詳しい内容は運輸局に相談するなどした方が良いですね。
近年の廃車は自分で書類を集める人はほぼいない
廃車に必要な書類について3パターンにわけて書いてきましたが、そもそも近年は自分で廃車手続きをする人はほぼいません。
というのも近年は廃車を無料で引き取ります!といった業者が増えてきているので、正直業者に無料で引き取って貰えば自分で書類を集める必要はないのです。
業者はあなたから引き取った車を再販するなりして利益を得るので、中には買取をしてでもあなたの車が欲しいという業者もいるでしょう。
こういった背景から、今現在自分で書類を集めてわざわざ解体業者に解体をしてもらって運輸局へ・・・といった人はほぼいないという状況です。
廃車手続きは車を購入するときに比べてずっと面倒なので、廃車買取業者に依頼するのがおすすめです。
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廃車の書類手続きが面倒と感じるなら廃車買取業者を使うべき
ここまで必要書類を書いてきましたが、正直自分でやるのはおすすめしません。
まず第一に面倒ですし、時間も手間もかかります。
そのため、廃車手続きをする際は書類手続きも代行してくれる廃車買取業者を使うのがベストです。
[st-card id=2332]
普通車の廃車に必要な書類まとめ
廃車するとなると書類手続きは必ず必要となりますが、手続きの内容によって必要な書類も変わってきます。
改めて書いていて思ったのが、本当に用意しなければいけない書類の多いこと・・・
面倒に感じるのも仕方ないですよね。
個人的に、自分で廃車手続きをするのは絶対にやりたくないタイプなので(めんどくさいから)、もし同様に感じる方がいましたら、廃車買取業者に依頼するのが良いですね。