新車の購入が決まったはいいものの、気が変わったり別の店で買いたくなったりする人はいるでしょう。
新車だからこそ、金額やオプション、グレードやカラーなど妥協はしたくないですよね。
今回はそんな新車の契約内容の変更・キャンセルについて買いていきます。
具体的には・・・
- 新車の契約をキャンセルしたい。
- グレードやカラーを変えたい。
- 追加でオプションをつけたくなった。
上記のような方に向けて、それぞれ疑問にお答えする形で書いていきます。
新車を契約した後の契約内容の変更はできるの?
新車を契約した後の内容の変更は、可能なものとできないものがあります。
内容 | 可 or 不可 |
---|---|
価格変更 | 不可 |
車種変更 | 不可 |
グレード変更 | 不可 |
カラー変更 | 可能な場合有り |
メーカーオプション変更 | 可能な場合有り |
ディーラーオプション変更 | 可能な場合有り |
ローンの変更 | 不可 |
任意保険の変更 | 不可 |
契約後の価格・車種・グレードの変更は不可
価格変更や車種、グレードの変更となると、それもう変更どころじゃないじゃん!となるので、当然こちらは不可。
別の店の方がコスパなど、条件がよかった・・・となっても契約の変更はできません。
契約後の車体カラーの変更はメーカーやタイミングによる
カラーに関しては可能なケースがあるようですが、これはメーカー次第といったところでしょうか。
メーカー側で生産する工程の中で、カラー工程だけは独立していることがあるので、カラーに入るまでなら変更を受付しているメーカーもあります。
ただタイミングがいつか?と聞かれると、『あくまでカラー工程前なら』という解答になるので、ディーラーに確認は必須です。
契約後のメーカーオプションの変更は契約直後ならできる可能性有り
メーカーオプションは契約直後なら変更できる可能性はあります。
新車を契約すると、契約内容を元にメーカー側の工場で生産に入ります。
完全受注生産ということですね。
一度生産のラインに入ってしまうともう止めることはできませんが、契約直後で生産ラインに入る前なら変更できる可能性はあるでしょう。
ただ、これもメーカーによるので、基本は出来ないと考えた方が良いでしょう。
ディーラーオプションも変更ができる可能性がある
ディーラーオプションも変更の可能性がありますが、あくまで増やすこと前提の変更です。
契約後のオプション減らしは基本的に断られるでしょう。
逆にプラスで付けたいとなると、ディーラーとしても売り上げがプラスになるわけですから、変更がきくケースがあるのです。
いずれにせよ早く伝えた方が良いので、変更したいと思ったらすぐに連絡をしましょう。
契約後のローンや任意保険の変更は不可
これも車種やグレード同様変更は不可ですね。
そもそもローンは契約変更=組み直しとなるので再審査が必要ですし、ディーラーとしても再審査を通すのは基本的にNoというでしょう。
そのためローンや保険の変更となると契約のしなおしが必要なため、変更はできません。
新車契約後となるとほとんどの内容の変更がききません。
しかし一部の内容は変更できるケースもあるので、ここに書いた内容であればディーラーに問い合わせてみるのも良いでしょう。
では次は新車を契約した後のキャンセルについて書いていきますね。
新車を契約した後のキャンセルはできるの?
結論からいうと無理です。
新車を契約するとなると、即座にメーカー側で生産が始まるので、キャンセルするとなると全ての生産ラインを止めることになります。
そのため基本的にキャンセルは不可能と考えましょう。
しかし、メーカーによって有償のキャンセルを受け付けているケースもあるようです。
キャンセル料の支払いにより、新車契約後のキャンセルができることもある
キャンセル料を支払うことで新車の契約をキャンセルできるケースもあります。
その場合は新車→新古車になった際の値下がり幅や、もろもろの手数料などをプラスされた額を支払う決まりです。
ただし、自動車公正取引協議会が定める規定によると、キャンセル料金の上限はあくまでメーカーやディーラーが負った被害額が上限となります。
そのため、法外な額を請求されるということはありませんが、数万〜数十万ぐらいは覚悟しておいた方がいいですね・・・。
自動車にクーリングオフはない
よくある話として、美容器や健康食品などをあとからクーリングオフでキャンセルするという話を聞きますが、こと自動車に関してはクーリングオフはできません。
あくまで100%自分の意思で購入を決めるものなので、自動車はクーリングオフ対象外となっています。
キャンセルが効くのはどのタイミングまで?
契約書にサインした瞬間なら・・・
サインして帰宅してすぐなら・・・
今なら間に合うかもしれない!と思う人もいるでしょう。
ほとんどが有償となりますがキャンセルが効くタイミングというのは確かに存在します。
具体的には・・・
- 自動車の登録がなされた日
- 注文によりメーカーが改造、架装、修理に着手した日
- ディーラーが購入者に自動車を引き渡した日
上記①~③の中で一番早いタイミングのものが契約履行タイミングです。
そのため①〜③のどれも着手されていない場合においてキャンセルは可能です。
新車契約後に様々な理由でキャンセルを考える人がいますが、無償でキャンセルというのはほぼほぼ出来ないと考えましょう。
契約後に即メーカー側で生産が始まるため、キャンセルできたとしても有料となります。
それにキャンセルにあたってはディーラー側とモメる可能性が高いので、手間もお金も精神力もかかるでしょう。
新車は契約前に、本当にこれでOKか?と考えた上で購入するものですが、どうしても納得いかず、かつキャンセルもできない場合は売却も視野に入れましょう。
新車の契約キャンセル・変更が無理なら売却も視野に入れる
契約のキャンセルも変更も効かないタイミングになってしまった。
キャンセルするにしても多額のお金が必要。
そんな時は契約した新車の売却も視野にいれましょう。
新車は購入から一年後には、購入価格の70%ほどにまで買取額が落ちるため、なるべく早く売却するのが鉄則です。
以下の記事では主要な新車の買取相場も記載しているので、参考にしてみてください。
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新車の契約後の内容変更まとめ
いかがでしたでしょうか?
新車を購入した後となると本当にこれでいいのだろうか・・・?と心配になる人もいますが、コレだ!と思って契約したのですから、そのまま乗るのがいいですね。
ただそれ以外の家族の反対にあったりしてなどで、契約のキャンセルをしたいとなると、なるべく早くディーラーに連絡を入れましょう。
契約から日がたつほどキャンセルや変更ができる可能性がなくなりますし、有料でキャンセルとなった場合の金額も高くなります。
一番は変更やキャンセルがない事ですが、どうしてもという場合はなるべく早く動くのがいいですね。