自宅にあるボロボロの古い車。
処分するにもいつ廃車にしようか・・・なんて考える人も多いでしょう。
都市圏であれば車がなくとも豊富な交通手段があるため、休みの日にでも手続きするか!となりますが、車が必須な地域だと「いつか乗るかもしれないし・・・」と考えてしまいます。
今回はそんな車の廃車処分について書いていきますね。
ちなみに廃車処分をするのではなく買取りという方法もあるので、気になる方は以下の記事を読んでみてください。
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車を廃車処分にする方法と費用
古い車を処分するなら手っ取り早いのが廃車手続きをしてしまうことです。
廃車処分をすると税金もかからなくなりますし、多くの人が廃車を考えるでしょう。
ここでは古くてボロボロの車の廃車方法と費用についてご紹介します。
廃車処分の手続きの流れ
廃車手続きの流れとしては、必要書類をあつめて、業者で車を解体し、管轄の運輸局で廃車手続きを取ればOKです。
廃車の手続きとして永久抹消登録か一時抹消登録を選んで手続きしますが、この記事を読む方は廃車にしようとしている車にもう乗ることはないでしょうから永久抹消登録でOKです。
必要書類は車検証や印鑑証明など多岐にわたるので、こちらの普通車の廃車手続きに必要な書類まとめを見ていただければと思います。
ボロボロでもう動かない車に関しては、解体業者に依頼する際にレッカーをしてもらう必要があるので、注意が必要です。
運輸局はお住まいの地域によって管轄があるので、国土交通省のサイトから管轄をあらかじめ調べて起きましょう
事前に必要となる書類を集め、解体後に業者からもらえる解体証明書とナンバープレートを持って運輸局にいけば、あとは局内で全て書類が揃うので、その場で手続きが可能です。
廃車処分する車が軽自動車の場合
軽自動車を廃車にする場合は、必要書類を集めるのと解体するところまでは流れとしてはおなじです。
しかし最終的に手続きをする場所が運輸局ではなく軽自動車検査協会となるため、間違えないようにしましょう。
また、集める書類も普通車と違う(一部必要ない)ので、注意が必要です。
車を廃車処分するのにかかる費用
結論から言うと、廃車処分をするにあたってかかる費用は約5万円です。
- 解体費:〜3万円
- レッカー費用:〜2万円
- 用紙代:〜500円
レッカーが必要かどうかで変わりますが、ボロボロで古い車となると動かないケースも多いのでレッカー費用込みで計算しています。
レッカー抜きでも3万円ほどと結構取られますが、解体料は自分で廃車するにあたって必ずかかってくるので、致し方ないでしょう。
廃車処分の代行業者
世の中には費用を支払って廃車処分をしてくれる業者がいるので、そちらも紹介しておきますね。
- ディーラー:廃車処分の代行を受け付けており、1~8万円ほどで処分をお願いできます。
[st-card id=2327] - 行政書士:行政書士にも代行依頼ができます。こちらは費用が1~2万円とディーラーより安めのケースが多いです。
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古い車でも廃車処分をすると還付金が返ってくる
廃車処分の手続きをすると、自動車税・重量税・自賠責保険の還付金が返って来ます。
処分する月にもよりますが、1501~2000ccの車両を8月に処分すると、23,000円が自動車税の還付金として返ってくるので、廃車の費用と還付金で費用自体をペイすることもタイミングによっては可能です。
各税金の還付金がどれぐらいになるかは【廃車時の還付金まとめ】税金や保険、それぞれの還付金の手続きや注意点をご紹介を見ていただければ各排気量・重量と処分月からの還付額がわかります。
廃車は費用の面で見ると後から還付金が返ってくるので実質ペイ(と言っても税金であらかじめ払っている分ですが・・・)できます。
しかし廃車処分の一番の難点は面倒な割に手元にはほぼお金が残らないという点です。
そのため現代では自分で廃車処分をするという人はほぼいません。
古くてボロボロの車であっても廃車処分以外の方法をとっていることがほとんどです。
古い車は税金が高くなるため早く廃車処分すべき
まずは税金の話ですが、車は年式が13年以上になると自動車税・重量税ともに税額が上がります。
13年以上の税額
- 軽自動車:自動車税・重量税ともに約20%アップ
- 普通車:車種によるが平均で自動車税が約15%、重量税が約40%アップ
上記のように自動車税・重量税それぞれが上がるので、年間の支払い税額が増えます。
税金以外にもボロボロの古い車は整備費用などのランニングコストがかかり安いのが特徴です。
そのため古い車はなるべく早く処分した方が良いでしょう。
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車を処分するにあたって、廃車以外の3つの選択肢
廃車処分をするにしても自分でやるのには時間や手間がかかりますし、還付金をもらえるにしても解体費を先に支払う形になります。
そのためここ最近では自分で廃車処分をする人はほとんどおらず、皆んな以下の3つのどれかの方法で車の処分をしています。
- ディーラーで下取り
- 買取りで業者へ売却する
- 廃車業者へ依頼する
ディーラーで下取り
古い車を手放して新車に乗り換えるために下取りに出す人はいます。
しかし下取りはそもそもの下取り額の天井が低いことと、古い車となると、ほとんど新車の頭金をカバーできません。
ただ、お金関係なく、とにかく手間をかけず新車に乗り換えたいということであれば、下取りもアリですね。
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買取り業者へ売却する
いやいやボロボロの車なんて誰も買わないでしょ(笑)と思う方もいるかもしれません。
しかしボロボロの車であっても、売り方の工夫をすればしっかりと買取額はつきます。
ただし、あくまで高く売るために行動できる人のみが対象となります。
以下の記事はボロボロの古い車を高く売るための方法や買取相場をご紹介しているので、本当に高く売りたいという方だけ読んでみてください。
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廃車業者へ処分を依頼する
3つ目は廃車専門の業者へ依頼するというパターンです。
世の中には廃車の引き取りを専門にする業者がいるので、そういった業者に無料で引き取ってもらうパターンですね。
廃車引き取り業者はボランティアでやっているわけでなく、しっかりと利益が出ること前提で営業しているため、引き取りは基本的に無料でやってくれます。
そのあたりの裏側を知りたい方はなぜ廃車を無料で引き取れるのか?廃車専門業者の裏側を読めば答えがわかりますよ。
上記3つ以外にもオークションで売却や個人取引などがありますが、正直ハードルが高すぎて現実的ではありません。
オークション・個人取引となると、相手はただの個人で車を扱うプロではないためトラブルに発展する可能性が高いのです。
そのため廃車以外の方法で車を処分するなら上記の3つのうちどれか、可能なら業者に売却する買取りを選ぶのがいいでしょう。
車の廃車処分まとめ
いかがでしたでしょうか?
税金が上がる前になんとか処分しよう・・・と考えていても、いざ廃車と考えるとなんだか複雑でお金もかかりそうで二の足を踏む人が多いと思います。
ただ実際は自分で廃車手続きをするような人は、近年ではほぼおらず、みんな業者に頼むなり売るなりして処分していることがほとんどです。
廃車引き取り専門業者やディーラー、それに行政書士など、廃車の代行を受け付けているところが年々増えているのが関係しているのでしょう。
しかし、代行依頼となるとお金を払って処分するのと何も変わりません。
ボロボロで廃車にするしかないような車であっても、売却してお金に替えることはできるので、買取りに出すのがベストですよ!