車の名義変更ってどうやるの?普通車・軽自動車に分けて手順や方法をご紹介

車を他人に譲渡する場合、もしくはもらい受ける場合、車の名義変更が必要となります。

しかし、いざ手続きをするにしても、どうやってやれば良いかわかりませんよね。

名義の変更に関しては、各種書類が必要であったり、状況によって手続きの方法が変わります。

今回はそんな車の名義変更について徹底解説していきます。

目次

車の名義変更ってどうやってやるの?まずは手順をご紹介

  1. 必要書類をそろえる
  2. 近くの陸運局へ行く
  3. 陸運局にて書類記入等の手続きを行う

車の名義変更の手順は上記①〜③で、手順だけで見ると3つなので簡単そうに思いがちですが、事前の準備が面倒だったりします。

さらに陸運局となると、普段ほとんど行くこともありませんし、土日・祝日と年末年始はお休みなので、仕事を休んで行く必要があるんですよね・・・

こんな面倒くささいっぱいの手続きですが、次項から各手順の詳細を解説していきますね。

 

 

名義変更の手順①:必要書類の準備

書類名保管場所/取得場所事前用意
車検証車内にて保管
旧所有者の印鑑証明市区町村の役所 or コンビニ
新所有者の印鑑証明市区町村の役所 or コンビニ
旧所有者の委任状陸運局(事前ダウンロード可)
新所有者の委任状陸運局(事前ダウンロード可)
譲渡証明書陸運局(事前ダウンロード可)
新所有者の車庫証明管轄の警察署
申請書(OCR1号)陸運局不要
自動車税・自動車取得税申告書陸運局の横にある税事務所不要
手数料納付書陸運局不要

上記が名義変更を自分でやる時の必要書類一覧です。

全行程の中で一番手間がかかると言っても過言ではなく、表右側に『要』と書いている全ての書類を用意しておく必要があります。

取得にあたって面倒なものもあるので、車を売るであったり、誰かに譲ろうかと考えている方は日にちに余裕をもっておいた方がいいでしょう。

表の中で『(事前ダウンロード可)』と書いてあるものは、国土交通省の該当ページからダウンロードが可能です。

車検証に関しても普段から車内で保管してあるので、紛失していない限りは問題ないですね。

車庫証明に関しては、保管場所の大家の印鑑が必要であったりと面倒ですが、日にちに余裕を持って揃えておきましょう。

事前に必要な書類があつまったら陸運局へ向かいます。

 

 

名義変更の手順②:近くの陸運局へ向かう

陸運局の営業時間

営業日:土日・祝・年末年始を除く平日

営業時間:■午前 8:45~11:45 ■午後 13:00~16:00

必要書類が揃ったら全国各地にある、国土交通省管轄の陸運局に名義変更の申請をしにいきましょう。

陸運局は基本的に土日祝がお休みで、平日の営業時間も16時までに閉局するところがほとんどです。

また、受付時間が16時までなのと、11時45分〜13時ごろまではお昼休みになり、受付時間外になるので注意が必要ですね。(支局による)

名義変更の手続きに陸運局に行く場合は、午後の部が始まるぐらいに到着するのが良いでしょう。

午前の部ギリギリに申請した場合、そこからお昼休みに入り、午後の部が始まってから手続きが再開するので、通常よりも滞在時間が長くなる可能性があります。

また、通常であれば30分〜1時間ぐらいで終わりますが、月末は混んで通常より時間がかかるので、月末は避けましょう。

私が名義変更した時は、とにかく待ちました。

大阪の陸運局で手続きしたのですが、午前終了ギリギリに行った事もあり、かなりの時間待たされました。

近くにくら寿司があるので、お昼を食べたりして時間をつぶしたのですが、とにかく面倒だったのを覚えています。

手続きを早く済ませたいということであれば、朝一か午後一に行くのがいいですね。

 

 

名義変更の手順③:陸運局にて書類記入等の手続きを行う

  • 必要書類の入手
  • ナンバープレートの返納
  • 窓口に書類を提出
  • 車検証の受け取り
  • 税金の申告
  • ナンバープレートの発行・破棄

上記が陸運局内の手続き一覧で、陸運局に必要書類を持って出向きますが、局内でも書類の記入が発生します。

また、ナンバープレートの変更を伴う場合は、実車で陸運局に出向く必要があるので注意が必要です。

ではそれぞれの手続きについて詳しく説明していきますね。

 

陸運局内で書類を手に入れる

まずは、局内にある売店に行きましょう。

そこで手続きに必要な「申請書(OCR1号シート)」検査登録印紙を購入します。

私の場合、印紙は500円で購入しましたが、市町村や都道府県によって違う可能性があります。

必要な書類を購入したら、次は自動車税・自動車取得税申告書をもらいます。

これは陸運局隣接の税事務所で配布していて、無料で手に入るの、売店に寄ったついでに手に入れておきましょう。

書き方は局内に見本があるので、そちらを参考にして書きましょう。

 

ナンバープレートの返納

手続きをする陸運局によっては、このタイミングでナンバープレートの返納が必要になります。

といっても、新しい名義人が別の県にすんでいて陸運局の管轄が変わるなど、ナンバープレートの変更が発生した場合のみ必要となります。

また、場合によってはこのタイミングでなく、最後に返納する場合もあるようです。

ナンバープレートを外すためのドライバーや、外し方については窓口に用意されているので、特に困る事はないでしょう。

 

窓口に書類の提出

事前に用意していた書類と、支局内で作成した書類をまとめて窓口に提出しましょう。

私の場合、このタイミングですでに長蛇の列ができてました。

結局午前の部が終わるまでに窓口にたどりつけなかったので、窓口が開いてすぐに行ったほうが良いです。

 

車検証を受け取る

名前を呼ばれたら車検証を窓口で受け取りましょう。

お昼休憩をまたぐタイミングによっては、交付までかなり待たされます・・・。

 

税金を申告する

作成した自動車税・自動車取得税申告書と車検証をもって窓口にて税金の申告手続きを行います。

自動車取得税がかかる場合は合わせて支払いましょう。

また、場合によってはこのあとにナンバープレートの返納を行います。

 

ナンバープレートの発行・破棄

ナンバープレートの変更をする場合は、税金の申告後に新しいものを発行します。

取り付けに関しては、局内に道具があるので、そちらで取り付けましょう。

新しいナンバープレートを取り付けたら、古いものは破棄・封印します。

これで手続きが終了です。

文字にすると長く感じますが、実際長いです。特に私の場合は長かったです・・・。

事前に書類を集める必要もありますし、このあたりは電子申告(インターネットを使った申告)にするなど、いたずらに時間を取られないようにしてもらいたいものです。

現状は書類手続きが必須となるので、時間がかかってしまうものだと割り切って休みを取って行くなど、なるべく最短で終わるようにしたいですね。

>>車の名義変更の費用っていくらぐらい?詳しくまとめてみました!

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実はやり方が違う!普通車と軽自動車の名義変更の違い

普通車と軽自動車では、名義変更の大まかな流れこそ同じですが、申請先や書類など違ってくる部分があります。

ここでは軽自動車を名義変更する際に必要となる、書類や申請先についてご紹介しますね。

 

軽自動車の名義変更の申請先

普通車の場合は各都道府県にある陸運局に申請しますが、軽自動車はまったく別。

軽自動車の名義変更は、各都道府県にある軽自動車検査協会の事務所や支所に申請をするので、そもそもの申請先が違ってくるのです。

この軽自動車検査協会ですが陸運局同様、全国に支所があるので、変更手続きの際はお近くの支所に出向きましょう。

■軽自動車検査協会の支所の検索はこちら

 

軽自動車の名義変更に必要な書類

書類名保管場所/取得場所事前用意
車検証車内にて保管
旧所有者の印鑑自宅にて保管
新所有者の印鑑自宅にて保管
ナンバープレート車体から外して持ち込む
自動車検査証記入申請書軽自動車検査協会不要
軽自動車税申告書支所隣接の税事務所不要
自動車取得税申告書支所隣接の税事務所不要

次に書類ですが、軽自動車の場合は普通車の名義変更の申請よりも書類の数が少ないです。

ナンバープレートは書類ではありませんが、事前に取り外して持ち込みが必要なため、便宜上いれています。

ただし、ナンバープレートは管轄支所が変わる場合のみ持ち込みが必要なため、支所の管轄に変更がない場合は車につけたままで問題ありません。

ナンバープレートの持ち込みが必要ない場合は、新旧所有者の印鑑と車検証を持ち込むだけでOKなので、普通車に比べると用意するものが随分少ないですね。

なぜこのような違いが発生するかというと、普通車は公的に資産として認められているため、国に対して登録の義務が発生します。

対して軽自動車は資産として認められておらず、登録では無く申請という形になります。

このような違いから普通車と軽自動車はそもそもの届け出先が違ってくるのです。

※本記事ではわかりやすさの観点から、普通車の場合でも「申請」としています。

 

 

普通車・軽自動車の名義変更の所要時間ってどのぐらい?

車を名義変更するにあたり、どれぐらい時間がとられるのでしょうか?

まず普通車と軽自動車、それぞれでかかる日数が違います。

  • 普通車(車庫証明):4日~7日
  • 普通車(車庫証明不要):最短1日
  • 軽自動車:最短1日

普通車は車庫証明が必要かどうかで、かかる日数が変わってきます。

車庫証明は軽自動車だと即日発行ですが、普通車の場合は発行まで最短で4営業日ほどかかります。

土日を挟むと、なんだかんだで7日ほどかかってしまうということですね。

反対に普通車であっても、家族間で名義変更し、車の保管場所が変わらない場合は車庫証明は必要ないので、必要書類を集めて陸運局で手続きすればOKです。

 

陸運局の手続きはどのぐらい時間がかかる?

陸運局での手続きは、ストレートで待ち時間がゼロだとすると1時間ほどで終わります。

本来はこれぐらいですんなり終わるのですが、前述の通り混む時間があったりするので、なる早で終わらせたい時は開局したらすぐに行くのがいいですね。

名義変更にかかる時間のほとんどは、書類集めと陸運局に出向くための時間なので、手続き自体はそれほど時間は取られません。

一番時間を取られる書類は車庫証明なので、車庫証明が必要な方はある程度日数に余裕を持って事前に申請するのがいいですね。

また、手続きをできるだけ早く終わらせるためにも、陸運局に行く時間は開局すぐがベストでしょう。

朝早く起きる必要はありますが、混んで待たされるよりもずっとマシですね。

 

 

意外とみんな知らないローン中の名義変更

車を購入する場合、長期的なローンを組んで購入する方は多いでしょう。

また、ローン期間中に結婚や離婚をして名前が変わったり、誰かに譲渡や売却をしたくて、名義変更をしたいというケースがあると思います。

しかしローンを支払っている途中で名義を変える事はできるのでしょうか?ケース別に見ていきましょう。

 

ローン中に名義変更ってできるの?

結論からいうとNoです。

というのも、ローン期間中は車の名義が、ローン会社などの売り主側にあるので、そもそも自分の車ではありません。

これを所有権留保といい、割賦販売法で決められています。

自分の車が所有権留保の状態にあるかどうかは、車検証にある所有者の名称欄を確認しましょう。

自分のものになるのはローン完済後、所有権の解除の申請を売り主側に行う必要があります。

手続きとしては、売り主側である販売業者に連絡し、必要書類を送ってもらいましょう。

後は送られてきた譲渡証明書・委任状・印鑑証明などをもって、前述の陸運局または軽自動車検査協会の支所に向かい、手続きをすれば完了です。

>>車の所有者、使用者の違いってなに?

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ローン中に結婚や離婚した時って名義変更はどうするの?

ローン中に結婚や離婚をし、自分の名前が変わった場合は、ローンの支払い者の名義を変更することになります。

つまり車検証の名義変更、車の持ち主としての名義変更はできません。

結婚や離婚で名前が変わったとしても、ローン中であるかぎり、所有権留保によって名義はローン会社(販売業者)になるからです。

車は資産のため、離婚時にはモメることが多いと思います。

ローンを組んだ際の名義は自分で、車の実質的な所有は元夫(妻)。

このような場合は泥沼な話し合いになると思いますが、ローン会社に相談して支払い者の名義を変更すれば良いでしょう。

ローン中に車の所有者としての名義変更、車検証の名義変更は基本的に出来ません。

しかし、ローン中は基本的に名義変更は出来ませんが、車を売却するとなると買取業者側で名義変更の手続きをしてくれます。

さらに、ローンの残債以上の金額で売却できれば、差額が自分に返ってくるので、新車購入の資金にできたりもします。

※売却額が残債以下であれば、買取業者に差額を払う事で、売却にともなう名義変更手続きも行ってくれます。

ローンの支払いが苦しかったり、元夫(妻)と車の所有についてもめている場合は、いっそ売却してゼロに戻すという方法が良いでしょう。

>>車を売る時ってどうすればいい?流れや手順・注意点をご紹介

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車の名義変更についてのまとめ

車の名義変更といっても、ケースや乗っている車によって手続き方法や申請先、書類が変わってきます。

書面でのやり取りが多くなるので、面倒に感じると思いますが、ずるずると先延ばしにすると、そのうち手続きを忘れてしまったりするので、必要になった際はなるべく早く終わらせておきましょう。

また、書類の不備や取得漏れで、手続きに行ったとしてもその場で手続きを進められないことがあります。

せっかくの休みに時間を割いていくか、仕事を休んで行く事になるでしょうし、一回で全て終わらせたいですよね。

そのためにも事前に何が必要か、どうやって手続きするのか、流れや必要書類をしっかり把握しておくことが必要です。

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