【水害車の売却】水に浸かった冠水車・水没車は売却できる!

【水害車の売却】水に浸かった冠水車・水没車は売却できる!

まず、この記事を読む災害に遭われたあなたへ。

生きていてなによりです。そして1日も早い心の安寧を取り戻せるよう祈っております。

そして本記事ではタイトル通り、水害車(冠水車)という、水に浸かってしまって動かなくなった(故障してしまった)車の売却について解説していきます。

具体的には、まずそもそも水没車や水害車となる定義について解説したのちに、以下の点について解説しますね。

  • 水没車は本当に売却ができるのか?
  • 水没車はいくらで売却ができるのか?
  • 動かない水没車は売却前に修理した方がいいのか?
  • 水没車をなるべく高く売るためにはどうすればいいのか?

あなたが上記のような疑問をもっているなら、この記事を読むことで、水に浸かった車でも納得して売却ができますよ!

本記事の水没車の定義

水害車・冠水車のことを指し、水害によって故障・動かなくなった車のことを言います。

記事の途中で出てくる『水没車』という言葉は全て上記のように解釈ください。

Pick Up 水没して動かない車の売却なら

0円以上の買取保証あり

目次

どうなると水没車になる?水没車の定義

どうなると水没車になる?水没車の定義

完全に車のボンネットまで浸水していれば、誰がどう見ても水没車とわかりますが、問題は微妙なラインの場合。

JAAI(日本自動車査定協会)が定める水没車の定義には・・・

室内フロア以上に浸水したもの又は、特定箇所に複数以上の痕跡が確認できるものは、冠水車として取り扱うことができる。

と記載があるのですが、ふんわりしてますよね。

基本的には室内フロア以上に浸水した=水没車となるのですが、それ以外に具体的にどうなれば水没車となるかの定義があるので、詳しく解説していきます。

 

定義①通常の使用では発生しない箇所に錆び・腐食がある

定義①通常の使用では発生しない箇所に錆び・腐食がある

該当箇所

  • シートのスライドレール、スプリング、レールの取付けボルト
  • ペダル類のブラケット、リターンスプリング
  • ステアリングポスト付近
  • センターコンソール取付けボルト
  • ドアトリムボードの金属部分
  • シートベルト取付けボルト
  • フロア
  • ワイヤーハーネスのコネクタ
  • シガーライター

 

定義②通常の使用では付着しない汚れ・シミがある

定義②通常の使用では付着しない汚れ・シミがある

該当箇所

  • ドロ水が乾いて粉末状になったもの
    フロア、マット、シートレール、シート、ドア内、メーター類、ヒーターダクト、ワイヤーハーネスのコネクタ、ヒューズボックス等
  • 水位跡
    シートベルト、内張り、シート

 

定義③ドロ又はカビの臭い

定義③ドロ又はカビの臭い

該当箇所

  • 室内
  • エアコン作動時

上記の①〜③のうち複数箇所に痕跡が見られる場合は、たとえフロア以上の浸水の痕跡がなかったとしても水没車と判定されます。

しかし、保険会社が定める水没車の定義は、「エンジンが全て水に浸かった場合」or「車内のダッシュボードの上まで水に浸かった場合」と、水没車の定義に差があるのです。

そのためざっくりと、室内フロア以上に浸水した場合は水没車であると考えるのが下手な混乱をしないですむでしょう。

ではこの水没車ですが、実際に売却は可能なのでしょうか?

 

 

水没車・冠水車は売却できる!

水没車・冠水車は売却できる!

前述の定義に記載があるような、フロア以上の浸水や室内にドロやカビなどがついた車は売れないというイメージです。

しかし、結論から言うと『水没車・冠水車は売れます』。

そもそも一度水没して動かなくなっていようと、車の価値がゼロになることはありません。

というのも実際に中古車販売サイトなどで水没車が販売されているからです。

 

大手中古車サイトでは冠水車・水没車が普通に販売されている

goo-net.com

上記は中古車情報サイト、グーネットの冠水車を販売するページの画像です。

大々的に『冠水歴有』と書いていますし、説明欄にも冠水歴があることを記載していますね。

こういった冠水歴のある車の出どころは、水没車を持つユーザーがいて、そのユーザーが車を売却したということです。

なので水没した車であっても中古車市場に出回っている=水没車でも売却はできるということですね。

車は冠水してようと、たとえ走らなくなったとしても価値を失いません。

そのためどんな状態であっても売却は可能なのです。

では実際に売るとなるとどれぐらいの額で売れるのでしょうか?

次は水没車の買取相場をご紹介しますね。

 

 

水没車・冠水車の買取相場はどれぐらい?

水没車・冠水車の買取相場はどれぐらい?

水没車・冠水車が売れるというのは前述の通りですが、いくらぐらいで売れるのでしょうか?

ここでは主要な車種の水没車としての買取相場をご紹介します。

メーカー車種年式買取相場
トヨタC-HR2016〜70万円
トヨタプリウス2015〜25万円
日産エクストレイル2014〜27万円
日産エルグランド2014〜76万円
ホンダN-BOX2015〜6万円
ホンダオデッセイ2015〜54万円
マツダCX-52014〜22万円
ダイハツタント2016〜10万円
スズキジムニー2016〜7万円

タウHP:水害車売却シミュレーターより

上記の買取相場は、全てハンドル上まで浸水したと仮定しての買取相場です。

軽自動車でも最高で5万円以上で買取されているので、売却してお金にかえることは十分可能ということですね。

こういった買取相場をご紹介すると、掃除や修理をすればもっと高く売れると考える方がいますが、実は修理は絶対的に損です。

次は水没車の修理や掃除について書いていきますね。

 

 

水没車の修理は絶対にやめておくべき

水没車の修理は絶対にやめておくべき

まず結論から言っておくと、よほどの理由がない限り修理はやめておくべきです。

というのも、保険に入っている場合も、そうでない場合も修理(洗浄)はデメリットしかないからです。

被害内容修理費用
フロアまで浸水50万円〜
シート上まで浸水100万円〜

上記が大まかな浸水内容に対しての想定修理費用です。

フロアまで浸かっている場合、マフラーやタイヤ部分の交換、洗浄の費用で50万円ほどは覚悟しておいたほうが良いでしょう。

またシート上まで浸水となると、確実に電子部品も浸水しているので、修理費用は100万円以上となります。

これらを車両保険でカバーするとしても、確実に保険の等級がガクッと下がりますし、長期的な目で見ても損です。

さらに、洗浄をするとしても確実に匂いが取れるわけではありません。

嫌な匂いが残る可能性も十分にあるため、修理や洗浄をしたけど元の状態以上には戻らなかった・・・というケースも多いのです。

上記のような理由から修理は絶対的にやめておくべきで、水没車は修理して乗るよりも、そのまま買取りに出すのが正解です。

逆に掃除や修理よりも水没車をなるべく高く売るポイントは他にあります。

次は水没車・冠水車をより高く売るための工夫について書いていきますね。

 

 

水没車・冠水車を売るためには売り方の工夫が必要

水没車・冠水車を高く売るためには、何も考えずに売りに出してはいけません。

一括査定と下取りと買取りの図

車を売る主な方法は上記のようにディーラー下取り・買取店での買取り・一括査定があります。

はじめに結論を言うと水没車を高く売るなら、ディーラーや買取店ではなく一括査定にしましょう。

なぜかというと、ディーラー&買取店と一括査定では車の売却の方法が大きく違い、その違いが買取額に大きく影響してくるからです。

 

車買取店やディーラーは言い値で買取れる

例えば買取店やディーラーだと、相手と1対1となるため、相手が提示してきた値段が全てです。

そのため、言い値で納得してしまった場合、それが本当に相場の最高額かどうかはわからないのです。

そのため『水没してるんでこれ以上は出せないですね・・・他店も同じですよ?』なんて言われると渋々納得して売るしかなくなるんですよね・・・。

では一括査定の場合はというと・・・

 

一括査定の場合はサイトを通して複数業者に査定を依頼します。

各業者は車を買い取った後、再販することで利益を得ているので、必然的にあなたの車を自社で買い取ろうと競争になります。

そのため各業者が競争した結果、売却額がどんどん上がり、結果として水没車でも高く売れやすいということですね。

このように、一度査定に出せば価格競争が起きて買取額が上がりやすいというのが一括査定の一番のメリット。

次はこの一括査定サービスで当サイトおすすめのサービスをいくつか紹介しますね。

 

当サイトおすすめ!
一括査定サービスランキング

 カーセンサー

カーセンサー新FV

カーセンサー

カーセンサーのポイント

  • 水没車などのワケアリ車の買取りが他サービスに比べて積極的。
  • メールのみで査定の依頼が可能。
  • 住まいの近くの買取業者から、複数者を競争させることができる。
  • 運営会社が大手リクルートグループのため、安心して売却ができる。

カーセンサーはあの上場企業であるリクルートが運営する一括査定サービスで、水没車や事故車も査定してくれます。

というのも全ての一括査定サービスで、申し込み時に事故車かどうかの入力欄があるのはカーセンサーだけ。

カーセンサーは事故車やボロ車でも売れる

上記のような事故歴の入力欄があるので、ガッツリ水に浸かってしまった方は「あり(未修復)」を選んで申し込みを進めましょう。

カーセンサーはワケアリ車の買取に積極的な業者も登録しているので、水害車だし売れるかどうか不安・・という方はカーセンサーがおすすめです。

登録は90秒で完了、入力欄は11項目と一括査定の中でも多い方ですが、そのぶん最適な業者とマッチングしてくれます。

ワケアリ車を安心して売りたい時はカーセンサーがおすすめですよ!

 


 

廃車買取.com

廃車買取ドットコムのイメージ

廃車買取.com

廃車買取.comのポイント

  • 事故車や故障車など買取実績多数!
  • 費用は全て無料
  • 無料で廃車手続きも代行してくれる
  • 自動車税などの各種還付金が返ってくる

廃車専門業者の中でも特におすすめなのが廃車買取ドットコム。

事故車や故障車など、廃車にするしかないような車の買取をメインとしており、買取実績も多数あります。

さらに廃車の手続きも無料で行ってくれますし、支払い済の還付金も返ってくるので、税金の払い損ということもありません!

とにかくお金や時間をかけずに廃車手続きをしたい方は、廃車買取ドットコムを使うのがベストな選択ですよ。

 


 

ユーカーパック


ユーカーパック

ユーカーパックのポイント

  • 買取業者からの営業電話が全くない。
  • 最大2,000社がオークションに参加するので、買取額が上がりやすい。
  • 車両情報のみで買取額が決まるので、個人情報が業者に流れない。

ユーカーパックは一括査定と違い、オークション形式の車の買取サービスです。

一番のポイントは、一括査定でよくある買取業者からの営業電話は一切なく、連絡はユーカーパックからのみ!

最大で2,000業者がオークションで競うので、傷だらけの車でも買い手が見つかりやすいのがポイントですね。

買取業者と連絡をとることはないので、個人情報の取り扱いに敏感なかたでも安心して利用できるのがユーカーパックの魅力です!

 

 

水没車の買取まとめ

いかがでしたでしょうか?

ただでさえ災害直後なのに、車が水没してしまったとなると色々パニックになるとは思います。

しかしそこで焦って修理に出すよりも、買取業者に見せて適正価格で買い取ってもらったほうが長期的に見て得です。

もちろん動かない車でも廃車買取専門の業者であれば買取をしてくれます。

廃車をするにしてもお金がかかりますし、どうしても動かない車であれば廃車買取の業者に任せるのがいいですね。

水没車となると価値は大きく下がりますが、まだまだ買取してくれるところはあるので、諦めずに売却に出すのがいいですよ。

※本記事の画像は一部災害データベース掲載のものを使用しています。

よかったらシェアしてね!
URLをコピーする
URLをコピーしました!
目次
閉じる